日産「プレジデント」フルモデルチェンジ
2003.10.09 自動車ニュース日産「プレジデント」フルモデルチェンジ
日産自動車は、高級サルーン「プレジデント」をフルモデルチェンジし、2003年10月7日に発売した。
■復活した「プレジデント」
「プレジデント」は、1965年10月に日産の頂点に立つプレステージカーとしてデビュー。以後10年から20年の長いモデルサイクルを経て、3代目が1990年10月に発売。しかし、2002年8月には生産が中止。およそ1年となる空白期間の後、4代目の登場となった。
デザインは現行「シーマ」顔だが、「プレジデント」の伝統を引き継ぐ縦基調のグリルを持つ。ホイールベース2870mm(先代比-160)、全長5060(同-165)×全幅1845(同+15)×全高1500mm(同+75)のボディサイズは、先代と比べると小ぶりとなり、シーマより少し長い程度。
エンジンは4.5リッターV8(280ps/6000rpm、46.0kgm/3600rpm)を搭載。マニュアルモード付の5段ATが組み合わせられる。
■“やすらぎ”の後席
今回のモデルチェンジでは、「やすらぎの移動空間を備えた、モダンかつフォーマルな最高級サルーン」を商品コンセプトとし、後席機能を充実。ショーファードリブンカー要素を拡充した。
そのひとつは「4人乗り」に標準装備される、前方格納タイプの助手席。左後席に広い足元スペースが確保でき、オプションとなるフロアーカーペットの採用で、シートレールとの段差も無くなるという。
さらに、各種コントロールスイッチを配した多機能大型センターコンソールや、A4サイズのノートパソコンが置ける格納式テーブルを後席に備え、天井には格納式8インチワイドモニターも標準装備(「4人乗り」)。
その他、安全装備の車間自動制御システムや、BOSEサウンドシステム、オートトランク開閉機構が全車標準採用される。
グレードは「ソブリン」のみ。価格は、後席の機能が充実した「4人乗り」が900.0万円、「5人乗り」が800.0万円。年間販売目標を240台とする。
(webCG 本諏訪)
日産自動車「プレジデント」:http://www.nissan.co.jp/PRESIDENT/
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