三菱が「アウトランダーPHEV」を公開【パリサロン2012】

2012.09.06 自動車ニュース webCG 編集部

【パリサロン2012】三菱が「アウトランダーPHEV」を公開

三菱自動車は2012年9月27日に開幕するパリモーターショーで、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」を公開する。2013年初めに国内で発売する予定。

「アウトランダーPHEV」は、2012年10月にフルモデルチェンジする新型「アウトランダー」をベースにした4WDのプラグインハイブリッド車。三菱が独自開発したEV(電気自動車)派生型の「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載し、前輪を2リッター直4ガソリンエンジンとモーター、後輪をモーターのみで駆動する。61km/リッター以上の複合燃費(プラグイン走行時の燃費とハイブリッド走行時の燃費を複合した代表燃費値)と、880km以上の航続距離を目標とする。

用意される走行モードは3種類。リチウムイオンバッテリーに蓄えた電力だけを使ってモーターで走行する「EV走行モード」、エンジンを発電専用として動かしながらモーター走行する「シリーズ走行モード」、エンジンの駆動力を主体に走行しながらモーターでアシストする「パラレル走行モード」があり、走行状況やバッテリー残量に応じて最適なモードが自動で選択されるようになっている。リチウムイオンバッテリーの総電力量は12kWh。EV走行モードのみで55km以上の走行が可能という。

2013年初めに国内市場に投入し、その後、欧州や北米などで順次発売する予定。

(webCG 竹下)

「三菱アウトランダーPHEV」
「三菱アウトランダーPHEV」 拡大
前輪をガソリンエンジンとモーター、後輪をモーターのみで駆動。
前輪をガソリンエンジンとモーター、後輪をモーターのみで駆動。 拡大
「プラグインハイブリッドEVシステム」のイメージ図
「プラグインハイブリッドEVシステム」のイメージ図 拡大

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