“ロンドン五輪仕様”のロールス・ロイス登場
2012.08.13 自動車ニュース“ロンドン五輪仕様”のロールス・ロイス登場
ロールス・ロイス・モーター・カーズは2012年8月13日、第30回オリンピック競技大会(ロンドンオリンピック:2012年7月27日〜8月12日)にちなんだ「ファントム シリーズII ドロップヘッドクーペ」の特別仕様車を公表した。
これは、ロンドンオリンピックの閉会に際し、その成功を祝してロールス・ロイスが特別に用意したもの。
ベースとなったのは、最上級モデル「ファントム シリーズII」のオープンモデル「ドロップヘッドクーペ」で、ボディーの先端には、通常の「RR」ロゴに替えて、英国旗をまとう女神像(スピリット・オブ・エクスタシー)が描かれた特製エンブレムがすえられる。
1904年の創業から108年にわたるロールス・ロイスの歴史の中で、バッジが変更された例は、これが初めてという。
ホイールのセンターキャップに添えられるロゴも、おなじみの「RR」から「LONDON 2012」に変更。さらにその周囲を、オリンピックの標語である「Citius, Altius, Fortius(=より速く、より高く、より強く)」の文字が取り囲む。
インテリアでポイントとなるのは、ステアリングホイール。中央に、聖火のトーチと月桂冠(げっけいかん)が描かれている。
オリンピック仕様の「ファントム シリーズII ドロップヘッドクーペ」は計3台が製作され、それぞれ特別なモデルであることを示すプレートが添えられる。「このうえなく収集心をあおりながらも、決して手に入れることのできないもの」とは、ロールス・ロイスの弁である。
(webCG 関)