アウディA3 1.8ターボクワトロに乗る
1999.11.04 自動車ニュースアウディA3 1.8ターボクワトロに乗る(11/4)
アウディが新たに発表した3ドアハッチバック・クーペの高性能版「A31.8TQ」の特急インプレッション。
目新しいカタチではありませんが、よくまとまったデザインで好きです、このクルマ。走り出して最初に感じたのは、エンジンがとてもよく回ることです。
TTからすぐ乗り換えたので、安らぎを感じました。乗り心地はいいし、フラットなトルク特性をもつエンジンは、とても扱いやすい。
低速トルクが太いのがいいですね。高回転を維持し続けなくても、箱根の山道をそこそこ速く走ることができます。
マニュアルトランスミッションはTTの6速に対して5速。特に1,2がワイドレシオになっているので、ガスペダルを踏み込めば、十分な加速を味わうことができます。
でも、TTに比べるとさすがにロール剛性は低い。
確かに、TTよりも限界性能は低いですね。リアのサスペンションは横剛性が高くフラフラすることはないのですが、ストロークが深くなると、伸び側の設置性が悪くなって少々不安な印象があります。
TTより100万円も安いのが魅力です。コンパクトなボディ、扱いやすいエンジン、走行安定性に優れたクワトロシステムの3拍子は、サーッキト走行には興味がないけれど、たまには箱根を飛ばしたいという人には、うってつけではないでしょうか。
特別注文色も新たに設定されました。マヤイエローメタリックなんか素敵だと思います。
松本英雄
あらい(WebCG編集部)
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