三菱「ミニキャブ」シリーズなど一部改良

2002.02.04 自動車ニュース webCG 編集部

三菱「ミニキャブ」シリーズなど一部改良

三菱自動車は、軽トラック「ミニキャブトラック」、バン「ミニキャブバン」などに一部改良を施し、2002年1月23日から販売を開始した。

改良が施されたのは、軽トラック「ミニキャブバン」とバン「ミニキャブバン」、「タウンボックス」の3車種。主に使い勝手の向上が図られた。

車種別の改良は以下の通り

「ミニキャブトラック」
・前後トレッドを15mm延長、加えてタイヤの切れ角を増やし、最小回転半径を4.4mから4.0mへ縮小
・助手席に乗降グリップを採用、乗降性を向上(Vタイプを除く)
・間欠式フロントワイパーを採用(Vタイプ、VX-SE)
・荷台のサイドフックを、L字型からT字型へ変更し、積載時の使い勝手を向上
・運転席のシート形状を変更し、乗り心地を向上

「ミニキャブバン」
・前後トレッドを15mm延長、加えてタイヤの切れ角を増やし、最小回転半径を4.7mから4.3mへ縮小
・助手席に乗降グリップを採用、乗降性を向上
・間欠式フロントワイパーを採用(CSグレード)
・運転席のシート形状を変更し、乗り心地を向上

「タウンボックス」
・助手席に乗降グリップを採用、乗降性を向上
・運転席のシート形状を変更し、乗り心地を向上

などとなる。

価格は、ミニキャブトラックが、Vタイプ(2WD/5MT)の55.5万円から。ミニキャブバンは、標準ルーフCS(2WD/5MT)の81.4万円から、タウンボックスは、ハイルーフSX(2WD/5MT)の110.5万円からとなる。

加えて、軽トラックやバンをベースに、ダンプ仕様や冷蔵車仕様など、目的に合わせた特別装備を与えた「特装車」シリーズのラインナップを増やした。

「スーパーキャブ」は、ミニキャブトラックの「VX-SEエアコン付き(2WD/4AT、5MT)」をベースに、キャビン後部を増設して、室内長を270mm延長。前席をリクライニング可能とし、シート後部に収納スペースを設けたモデルだ。荷台の長さも延長され、ベース車より280mm長くなった。価格は、2WD車が80.6万円、4WD車は95.7万円。

「ダブルキャブ」は、ミニキャブバンの「ハイルーフCD(2WD/4WD、3AT)」をベースとし、商用の利便性とレジャーでの快適性を両立させたという、ピックアップモデル。4名乗車スペースはそのまま、オープンタイプの荷台を架装した。荷台サイズは、長さ740mm、幅1360mmで、屋根がないため、背の高い荷物なども積載可能という。価格は、2WD車が115.5万円、4WD車は127.5万円。

ダンプの荷箱(荷台のこと)の材質に、普通鋼に対して1.6倍の強度をもつ、高張力鋼板(通称ハイテン鋼)を採用した「ハイテンダンプ」は、110.5万円。荷箱前端部が320mmと長い「天突ダンプ」は、111.2万円となる。

(webCG 大澤)

 
三菱「ミニキャブ」シリーズなど一部改良の画像

写真上:ミニキャブトラックTL
写真下:ミニキャブバンCD(標準ルーフ)
 

	写真上:ミニキャブトラックTL
	写真下:ミニキャブバンCD(標準ルーフ)
	 

特装車の「ダブルキャブ」
 

	特装車の「ダブルキャブ」
	 

特装車の「ハイテンダンプ」
 

	特装車の「ハイテンダンプ」
	 

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