「スマート・フォーツー」がマイナーチェンジ

2012.05.24 自動車ニュース webCG 編集部

「スマート・フォーツー」がマイナーチェンジ

メルセデス・ベンツ日本は2012年5月24日、マイクロコンパクトカー 「スマート フォーツー」をマイナーチェンジし、発売した。あわせて、年内にデリバリー開始予定の「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」の予約受付を開始した。

■価格は159万円から

新しくなった「スマート・フォーツー」。エクステリアでは、大型化されたフロントグリルに、ハニカム構造の新デザインを採用。グリル中央部には、これも大型化されたクロム仕上げのブランドロゴが配される。より立体的なデザインとなったサイドスカートおよびリアスカートなどが従来モデルからの変更点だ。ボディーカラーには、新色のダークグレーマットが設定された。

ラインナップと価格も見直され、全6グレード展開に。従来のクーペモデル「(旧)クーペmhd」(184万円)の下に、装備を簡素化し、低価格化を実現した二つのグレードが追加されたほか、「クーペ」「カブリオ」それぞれのターボモデルと、電気自動車が新たに加わった。また、NAエンジン搭載の「カブリオ」はラインナップから落ちた。これにより、NAモデルは装備の異なる「(新)クーペmhd」「クーペmhdプラス」「クーペmhdパッション」の3グレードが設定され、価格は最大で25万円引き下げられた。

ベーシックグレードの「クーペmhd」(受注生産)は、トリディオンセーフティセルやファブリックシートの色がブラックのみと設定となり、ホイールは15インチのスチールタイプとなるのが上級モデルとの違い。ESPやECOスタートストップ機能、iPhone/iPod対応FM/AMラジオ&CDプレーヤーは標準装備される。価格は159万円。

「クーペmhdプラス」は、「クーペmhd」の装備に加え、15インチ9スポークアルミホイール、アームレスト(運転席)、電動調整ヒーテッドドアミラーが追加されたモデルだ。価格は168万円。

「クーペmhdパッション」は、従来の「クーペmhd」を引き継ぐグレード。トリディオンセーフティセルやフロントグリル、ミラーがシルバーとなるほか、「ボディ同色スタイリングパッケージ」や3色のシートカラー(ブラック、ベージュ、レッド)が設定される。価格は184万円。

「クーペ ターボ」とそのオープンカー版「カブリオ ターボ」は、「BRABUS」モデル以外では初となる1リッター直3ターボエンジンを搭載し、最高出力84ps/5250rpm(NAモデル比+13ps)、最大トルクは12.2kgm/2000-4750rpm(同+2.8kgm)を発生する。装備は、本革巻き3スポークスポーツステアリング(パドルシフト付き)やコックピットクロック&レブカウンターが装備されるなど、スポーティーな演出が施される。なお、ターボモデルにはアイドリングストップ機能は装備されない。価格は、クーペ ターボが195万円、カブリオ ターボは219万円。

「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」は、最高出力74ps、最大トルク13.3kgmを発生する電気モーターと、エネルギー容量17.6kWhのリチウムイオン電池を搭載するピュアEVだ。最高速度120km/h以上という動力性能と、フル充電で140km以上(NEDC値)の航続距離を実現している。充電時間は0%から100%まで約8時間(AC200Vコンセント使用時/欧州参考値)で完了するという。なお急速充電には対応していない。価格は295万円。

(webCG 曽宮)

 
「スマート・フォーツー」がマイナーチェンジの画像 拡大
「クーペ mhd」
「クーペ mhd」 拡大
「クーペ mhd プラス」
「クーペ mhd プラス」 拡大
「クーペ mhd パッション」
「クーペ mhd パッション」 拡大
「カブリオ ターボ」
「カブリオ ターボ」 拡大
「スマート電気自動車」
「スマート電気自動車」 拡大

関連キーワード:
フォーツー, フォーツーカブリオ, フォーツー エレクトリックドライブ, スマート, 自動車ニュース