「ポルシェ911」の50周年記念車が登場【フランクフルトショー2013】

2013.06.04 自動車ニュース webCG 編集部
「ポルシェ911 50thアニバーサリーエディション」
「ポルシェ911 50thアニバーサリーエディション」 拡大

【フランクフルトショー2013】「ポルシェ911」の50周年記念モデルが登場

独ポルシェは2013年6月4日、「911」の誕生50周年を記念する特別限定車「911 50thアニバーサリーエディション」を発表した。

ベースとなったのは、最高出力400psを発生する3.8リッター6気筒エンジン搭載の「911カレラS」。RRモデルでありながら、4WDモデルである「カレラ4」ゆずりのワイドボディーを採用しており、フロントエアインテークに備わるクロム仕上げのトリムストリップ、エンジンコンパートメントグリルのフィン、テールランプの間に設けられたパネルなども特徴となっている。
エクステリアでは、このほかにもハイグロス仕上げのウィンドウフレームや、「GT3」などと同じスポーツデザインのドアミラーを採用。専用の20インチホイールは、往年の「フックスホイール」をモチーフにデザインされたもので、カラーリングはマットブラックにポリッシュ加工の組み合わせとなっている。

一方インテリアでは、メーターパネルに50年前と同じくグリーンのインデックスを採用。ホワイトの指針も往年の「911」を意識したもので、ピボット部にはシルバーのキャップがあしらわれている。
レザーシートについても、中央部に1960年代に使用されていた“ぺピータ”タータンをほうふつとさせる千鳥格子のファブリックを採用。運転席と助手席には14wayの電動調整機構が備わっており、オプションで18way調整の「アダプティブスポーツシート・プラス」を選ぶこともできる。
内装色はアゲートグレー/ガイゼルグレー、ブラック/ダークシルバーの2種類の組み合わせから選択が可能。シフトレバーとセレクターレバーはポルシェ エクスクルーシブによってデザインされたもので、ダッシュボードやドア、センターコンソールには、ブラッシュ仕上げのアルミニウム製装飾パネルが装着されている。

装備に関しては、足まわりにトレッドの拡大に合わせて専用のチューニングを施した「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)」を採用。バイキセノンヘッドライトとダイナミックコーナリングライトを備えた「ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)」や、スポーツエキゾーストシステムも標準装備される。

ボディーカラーはガイザーグレーメタリック、グラファイトグレー、ブラックモノクロームの3種類。生産台数は、初代911が1963年に発表されたことにちなんで、1963台の限定となっている。実車の公開は、フランクフルト国際モーターショー(IAA)のプレスデイ初日となる、2013年9月11日を予定。

(webCG)
 

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