2014年の復帰へ向けポルシェがルマンカーを公開

2013.06.13 自動車ニュース webCG 編集部
左から順に、ポルシェのLMP1カーの開発を担うフリッツ・エンツィンガーと、ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツ、同取締役社長マティアス・ミューラーの各氏。
左から順に、ポルシェのLMP1カーの開発を担うフリッツ・エンツィンガーと、ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツ、同取締役社長マティアス・ミューラーの各氏。
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2014年の復帰へ向け、ポルシェのルマンカーが初走行

独ポルシェは2013年6月12日、ヴァイザッハのテストコースにおいて、LMP1スポーツプロトタイプ(以下LMP1カー)の初テストを行った。

このモデルは、2014年シーズンの世界耐久選手権(WEC)やルマン24時間耐久レースに投入される予定のもので、ドライバーはポルシェのワークスチームからWECに参戦予定のティモ・ベルンハルトが担当した。

LMP1カーの開発について、プロジェクトのディレクターであるフリッツ・エンツィンガーは「スケジュール通りに計画は進んでいる。2014年からのレギュレーションは効率に最重点を置いたものになる。私たちにとってもまったく新たな挑戦となる」とコメントしている。

ポルシェは、1980年代に「956」や「962C」などのレースカーでルマンを7連覇した実績の持ち主。最近ではLMP2クラスのプライベーターに「RSスパイダー」を、GTクラスに「911」ベースのレース用車両を提供してきたが、トップカテゴリーへのワークス参戦は「911 GT1」でルマンを制した1998年から遠ざかっていた。

同社がWECのLMP1クラスにワークス体制で参戦することを決定したのは2011年。現在ヴァイザッハのモータースポーツセンターにはLMP1カーの設計、組み立ておよび配備を担当する約200名の従業員が勤務し、2014年のレース復帰へ向けて準備を進めている。

(webCG)
 

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