トヨタFCVコンセプト:市販版が今から楽しみ
2013.11.21 コレはゼッタイ! ![]() |
トヨタFCVコンセプト:市販版が今から楽しみ
次世代のエコカーとして注目したいのが「燃料電池自動車(FCV)」。FCVは水素を空気中の酸素と反応させ、発生した電気エネルギーがモーターを駆動してクルマを走らせるというもの。水素と酸素が化学反応を起こして水ができるだけなので、環境に優しい究極の乗り物であることが分かります。
■キョーレツな走りも魅力
今回のショーで私が注目したのは「トヨタFCVコンセプト」。このクルマは2015年の市販化を予定するトヨタのFCVのデザインコンセプトで、セダンボディーに小型・軽量化された自社開発の新型燃料電池スタックと70MPaの高圧水素タンクを床下に配置した高効率パッケージなのだそうです。
フロントフェイスはボンネット下に隙間を与えたうえで、ヘッドライトまでひとつながりの水平基調に。空気を吸い込む大型のラジエーターグリルが表情に存在感を与え、イカついイメージを与えています。ずんぐりムックリの体格ににらみを効かせた味のあるキャラクターはもしや、計算のうちなのかしら?
ともあれ、走りの実力については、エコカーだからってホノボノした走りだと思ったら大間違い。別の機会に晴海でプロトタイプを試乗したら、走りだしでモーターならではの圧倒的な静粛性と滑らかな走行性能を披露。それでいて、アクセルペダルを踏み込むとシートに体が押しつけられる強烈な加速Gにビックリ。静かでパフォーマンスも高いとなれば、あのコワモテも理解できるような………。高級車にふさわしい魅力を秘めたパワートレインだけに、市販車開発に向けてどう仕上げられていくか楽しみです。
(文=藤島知子/写真=峰 昌宏)
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