BMWが「4シリーズ グラン クーペ」を発表
2014.05.23 自動車ニュース![]() |
BMWが「4シリーズ グラン クーペ」を発表
BMWジャパンは2014年5月21日、ミドルクラスの“4ドアクーペ”モデル「4シリーズ グラン クーペ」を発表した。6月21日に販売を開始する。
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■新規顧客の獲得を狙う
4シリーズ グラン クーペは、クーペ(2ドア)とカブリオレに続く、4シリーズの第3弾モデル。商品コンセプトは「4シリーズが誇る傑出した美しさと圧倒的なダイナミズムに、4ドアモデルの優れた機能性を高次元で融合した」(プレスリリース)というもの。「BMW初のプレミアム・ミドルクラスの4ドアクーペモデル」とうたわれる。
BMWジャパンのアラン・ハリス代表取締役社長は、「4シリーズ グラン クーペは戦略的にとても重要なモデル。このセグメントはわれわれのビジネスの屋台骨だ。(グラン クーペには)単に販売台数を増やすだけでなく、新たなお客さまをBMWブランドに誘う役割もある」と語った。
ボディーサイズは全長4640×全幅1825×全高1395mm(標準仕様)。2ドアのクーペモデルと全長と全幅は同じだが、車高は12mm高められており(ルーフの一番高い部分での比較)、ルーフパネルが後方に112mm延ばされている。なだらかに下降するルーフラインと、伸びやかな印象を与えるサッシュレスのガラスエリアが、「3シリーズ セダン」とはひと味違うスマートなスタイリングを形成している。Cd値は0.29(xDriveモデルを除く)。
■エンジンはガソリンのみ3種、4WDも
ドライビングダイナミクスについては他の4シリーズと同様に、スポーティーさが一段と強調されている。前後の重量配分を約50:50とするだけでなく、ボディーのフロントセクションが強化されており、ステアリングの精度やレスポンスが高められている。これにより、クーペモデルらしい俊敏なハンドリングを実現した。また、優れた走行安定性も併せ持つという。
エンジンはガソリンのみで、2種の2リッター直4ターボ(184psと245ps)と3リッター直6ターボ(306ps)。車名は順に「420i グラン クーペ」「428i グラン クーペ」「435i グラン クーペ」となる。トランスミッションはすべて8段AT。また420i グラン クーペだけに「xDrive」と呼ばれる4WD仕様が設定される(納車は2014年9月から)。
装備面では、歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、車載の通信モジュールを利用して乗員の安全と車両の状態を見守る「BMW SOSコール」および「BMWテレサービス」などが標準で備わる。
すべてのモデルで標準仕様のほか、「ラグジュアリー」と「Mスポーツ」が用意される。価格は516万円(420i グラン クーペ)から803万円(435i グラン クーペ Mスポーツ)まで。
(webCG)
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