メルセデスの主役は「AMG GT」【パリサロン2014】

2014.10.04 自動車ニュース webCG 編集部
パリモーターショー会場で注目を浴びる「メルセデス AMG GT」。
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【パリサロン2014】メルセデスブースの主役は「AMG GT」

独ダイムラーは2014年10月1日(現地時間)、パリモーターショー開幕前夜に開催されたイベント「メルセデス・ベンツ・メディアナイト」で、新型スポーツカー「メルセデス AMG GT」を公開した。

「メルセデス AMG GT」と、その概要を説明する、ダイムラー取締役会長兼メルセデス・ベンツ会長のディーター・ツェッチェ氏(下写真も同じ)。
「メルセデス AMG GT」と、その概要を説明する、ダイムラー取締役会長兼メルセデス・ベンツ会長のディーター・ツェッチェ氏(下写真も同じ)。
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メルセデスの主役は「AMG GT」【パリサロン2014】の画像 拡大

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■新開発の4リッターV8ツインターボエンジンを搭載

メルセデス AMG GTは、「SLS AMG」に代わってAMGラインナップの頂点に君臨する新型スポーツカーだ。いわゆるロングノーズ・ショートデッキのボディースタイルをとるFRの2シーター車という基本素性はSLS AMGと同じだが、車体後部にハッチゲートを備え、ドアがガルウイング式ではなく前ヒンジの“通常開き”とされるなど、いわばアピアランスの心機一転を図っている。

エンジンは新開発の4リッターV8ツインターボである。最高出力は462ps(340kW)と510ps(375kW)の2種類が設定され、前者を搭載するモデルが「メルセデス AMG GT」、後者が「メルセデス AMG GT S」と呼ばれる。2基のターボチャージャーがVバンク内に位置するユニークな構造が採用されており、オイル潤滑方式はドライサンプとされる。

デュアルクラッチ式の7段オートマチックトランスミッション(AMGスピードシフトDCT7)を搭載し、トランスアクスルレイアウトとなる点もSLS AMGと変わらない。前47:後ろ53という重量配分についても同じだ。ボディーにはアルミが多用されており、車重はGTで1540kg、GT Sで1570kgと軽量なのが自慢。0-100km/h加速は3.8秒(GT Sの場合。GTは4.0秒)、最高速は310km/h(同304km/h)と、“先代モデル”と同等の絶対性能がうたわれている。

(webCG)

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