「ホンダ・タクト」
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ホンダの50ccスクーター「タクト」が16年ぶりに復活
本田技研工業は2015年1月16日、新型50ccスクーター「ホンダ・タクト」と「タクト ベーシック」を発表した。同年1月23日に発売する。
「ホンダ・タクト ベーシック」
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「ホンダ・タクト」
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「ホンダ・タクト」に搭載される「eSPエンジン」のカットモデル。
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「ホンダ・タクト」(オプション装着車)
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記者発表会場に展示された歴代「タクト」。
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写真左から、ホンダモーターサイクルジャパン社長の加藤千明氏、本田技研工業 二輪事業本部長の青山信二氏、本田技技術研究所の三ツ川誠氏、本田技研工業 二輪事業本部 コミューター領域統括の今田典博氏。
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タクトは、50ccの単気筒水冷4ストロークエンジンを搭載する、原付一種登録のスクーター。
2014年2月に発売した「Dunk(ダンク)」は若者をメインターゲットとしていたのに対し、タクトはより幅広い層をターゲットに据えた、「ニュースタンダードスクーター」としている。
搭載されるエンジンは、ダンクにも搭載される低燃費が特徴の「eSP」と呼ばれるもの。アイドリングストップ機構を搭載し、燃費は30km/h定地走行テスト値で80.0km/リッター、WMTCモード値で56.4km/リッターを実現している。
「安心感」をテーマにデザインされた外観は、張りのある曲線で構成され、「コンパクトなイメージと、安定感のあるフォルム」を実現したという。
「タクト ベーシック」は、シート高がタクトより15mm低く設定されるほか、アイドリングストップ機構などの装備を省いたモデル。
カラーバリエーションは、タクトが3種類、タクト ベーシックが4種類。生産はベトナムで行われる。
価格はタクトが17万2800円、タクト ベーシックが15万9840円。
初代タクトのデビューは1980年。発売後の2年間で72万台を売り上げるヒットモデルとなった。16年ぶりにタクトのネーミングを復活させたことについて、本田技研工業 二輪事業本部長の青山信二氏は「原点に立ち返って、『スクーターのある楽しい生活』をお客さまに提供したいという思いを込めた」と語った。
(工藤考浩)
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