三菱、プラグインハイブリッドSUVを出展
2011.11.10 国産車■三菱、プラグインハイブリッドSUV「コンセプトPX-MiEV II」を出展
三菱自動車は、2011年11月30日のプレスデイで開幕する第42回東京モーターショーに、SUVタイプのプラグインハイブリッド車「コンセプトPX-MiEV II」を初披露する。
三菱は、前回の2009年東京モーターショーで、この前身となる「コンセプトPX-MiEV」を出展した。PXは“プラグインハイブリッド・クロスオーバー”の意。SUVスタイルのデザインとEV(電気自動車)走行をメインとしたプラグインハイブリッドシステムや、前後アクスルにそれぞれモーターを配置した4WDシステムなどが同モデルの特徴だった。
「PX-MiEV II」は、その進化型といえるコンセプトカーで、全長×全幅×全高=4660×1830×1680mmのボディーは初代よりもわずかに拡大しているものの、エクステリアには旧型のイメージが色濃く残っている。出力60kWのモーターふたつで前後アクスルをそれぞれ駆動する“ツインモーター式4WD”は、「ランサーエボリューションX」に搭載される車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を応用したもの。
一方、2リッター4気筒MIVECエンジンは、駆動と発電の両方を行い、駆動用バッテリーとエンジン発電によりモーター走行を行う「シリーズ走行モード」と、エンジンとモーター両方の駆動力により走行する「パラレル走行モード」に対応する。また、エンジンを使わず大容量バッテリーの電力で走る「EV走行モード」も備え、このモードで50km以上走行できるという。シリーズ走行モードおよびパラレル走行モードも併用すれば、航続距離は800km以上となり、プラグインハイブリッド車ならではの長距離ドライブが可能だ。
なお、バッテリーに蓄えた電力を非常時の電源供給に利用して、家庭への供給(V2H:Vehicle to Home)に使うことも可能。非常時に心強いことも、このクルマのアピールポイントのひとつとなっている。
(文=生方聡)
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