三菱自動車、「アウトランダーPHEV」を一部改良

2017.02.09 自動車ニュース

三菱自動車は2017年2月9日、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」に一部改良を実施し、販売を開始した。併せて新たな最上級グレードとなる「Sエディション」を追加設定し、同日販売を開始した。

エンジン始動を抑える走行モードを搭載

今回は、プラグインハイブリッドシステムの強化や、先進安全装備の充実など、多岐にわたる改良が行われた。

プラグインハイブリッドシステムでは、加速時に駆動用バッテリーからの電力供給をより持続させ、発電のためのエンジン始動を遅らせることで、従来よりもEV走行を維持できるようにした。また、エンジンの始動性の改良により、これまでよりも素早くモーターに電力を供給することが可能になり、強い加速が必要な場面で、レスポンスの向上が図られている。

走行モードには「バッテリーセーブモード」「バッテリーチャージモード」に加えて、EV走行を優先させ、可能な限りエンジンの始動を抑える「EVプライオリティモード」が新たに設定された。さらに充電制御を見直すことで、約80%までの急速充電時間が約30分から25分に短縮された。

操縦安定性も高められており、ショックアブソーバーのバルブ構造の見直しと減衰力の最適化により、操縦安定性と接地性が高められた。また、リアのトーコントロールアームのブッシュを変更することで、直進安定性と操舵時の手応えが改良された。そのほか、車両運動統合制御システム「S-AWC」では、滑りやすい路面で使うLOCKモードで、前後のモーター駆動力制御とブレーキによるアクティブヨーコントロール(AYC)制御が見直され、旋回性能とコントロール性が向上したという。

予防安全技術「e-Assist」も改善され、衝突被害軽減ブレーキのセンサーを、ミリ波レーダーから、カメラとレーザーレーダーを併用したシステムに変更することで、歩行者検知機能を追加するとともに、衝突回避性能が高められた。また、車線逸脱警報システムの精度を向上させるとともに、警報のタイミングを最適化している。さらにオートマチックハイビーム機能も新たに搭載された。

機能装備の充実も図られており、電動パーキングブレーキを採用したほか、信号待ちや渋滞時にブレーキペダルを放しても停車状態を維持する「ブレーキオートホールド」機能が追加された。さらにSエディションでは、スマートフォン連携ディスプレイオーディオを標準装備。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応する。

エクステリアについては、フロントフォグランプをLED(リフレクタータイプ)として消費電力を抑えたほか、ロービーム点灯時のヘッドライトとの色調を統一した。

スポーティーでプレミアムなSエディション

新たに追加されたSエディションについては、ビルシュタイン社製のショックアブソーバーの採用や、構造用接着剤を用いたボディー剛性の強化などにより、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現したとうたわれる。

エクステリアでは、フロントラジエーターグリル、アルミホイールをダーククローム調で統一し、BピラーとCピラーを光沢のあるブラック、前後バンパー下部のスキッドプレートをボディーカラー同色とすることで、スポーティーなプレミアム感が演出されている。インテリアでは、ステアリングホイール、メーターフードなどにレッドステッチを施し、各種パネルはシルバーのジオメトリック調で統一されている。アクセル、ブレーキペダルはアルミ製を採用する。

価格は以下の通り。

  • M:365万9472円
  • Gセーフティーパッケージ:397万3860円
  • Gナビパッケージ:432万4860円
  • Gプレミアムパッケージ:468万1260円
  • Sエディション:478万9260円

(webCG)

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