三菱、「アウトランダー」を一部改良し発売

2017.02.16 自動車ニュース webCG 編集部

三菱自動車は2017年2月16日、SUV「アウトランダー」に一部改良を実施するとともに、新グレード「20Gナビパッケージ」を設定し、同年3月2日に発売すると発表した。

今回の改良では、予防安全技術「e-Assist」の強化や、機能装備の充実を図っている。また、新たに設定された20Gナビパッケージは、2リッターエンジンを搭載するFF車にナビゲーションシステムを標準装備したグレードとなる。

e-Assistについては、衝突被害軽減ブレーキのセンサーを、ミリ波レーダーから、カメラとレーザーレーダーを併用したシステムに変更することで、歩行者検知機能を追加するとともに、衝突回避性能を向上させた。さらにオートマチックハイビーム機能も新たに搭載した。また、車線逸脱警報システムの精度を向上させるとともに、警報のタイミングを最適化している。「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)」と「後退時車両検知警報システム」も新たに採用、「誤発進抑制機能(前進および後退時)」「パーキングセンサー(前後)」とセットでオプション設定している。20Gナビパッケージと「24Gナビパッケージ」には、駐車時などにクルマを真上から見たような映像で周囲を確認できるマルチアラウンドモニターを標準装備した。

機能装備の充実も図っており、電動パーキングブレーキを4WD全車に採用したほか、信号待ちや渋滞時にブレーキペダルを放しても停車状態を維持する「ブレーキオートホールド」機能を追加した。また、ステアリングヒーターも標準装備とした。さらにApple CarPlayとAndroid Autoに対応するスマートフォン連携ディスプレイオーディオもオプションで用意している。

エクステリアについては、フロントフォグランプをLED(リフレクタータイプ)として消費電力を抑えたほか、ロービーム点灯時のヘッドライトとの色調を統一した。また、ルーフアンテナをシャークフィンタイプに変更した。

インテリアでは、「漆箱」をモチーフとした大型センターコンソールを採用。日本の工芸品のような端正な美しさを追求したという。

ラインナップと価格は以下の通り。

  • 20G:253万8000円
  • 20Gセーフティーパッケージ:266万8680円
  • 20Gナビパッケージ299万0520円
  • 24G:283万1760円
  • 24Gセーフティーパッケージ:296万2440円
  • 24Gナビパッケージ:328万4280円

(webCG)

「三菱アウトランダー20Gナビパッケージ」
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