ホンダ・オデッセイ アブソルートEX Honda SENSING(後編)
2017.03.02 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き「ホンダ・オデッセイ アブソルート」に試乗する。同車のコーナリング性能の高さに感銘を受けた谷口。さて、ミニバンのキモである室内にはどんな評価を下すのか?エンジンパワーが不足気味だが……
前編では谷口信輝がそのコーナリング性能を絶賛しまくったホンダ・オデッセイ。では、弱点はないのか。谷口に聞いた。
「うーん、強いて難癖をつければですが、コーナーを攻めてエンジンを回していくと、ウィーンってノイズがうるさく感じられますよね。あれ、CVTの音ですよね?」
正直、私にはその正体がCVTかエンジンかは判然としなかったが、飛ばすとパワートレインがややうるさく感じられるのは事実のようだ。
「あとは、エンジンの力がちょっと物足りない。今日はひとりで試乗しているからまだいいけれど、6人がフル乗車したときには力不足を感じるかもしれませんね。このエンジンは2.4リッターだけれど、もっと大きいエンジンもあるんですよね?」
いや、残念ながらない。新型オデッセイはこのガソリンモデルが2.4リッター直4で、ハイブリッドモデルは2リッター直4。モーターの助けを借りられるハイブリッドモデルのほうがシーンによっては力強く感じられるだろうが、谷口が期待するレベルにはおそらく届かないだろう。
「そうですか。それは残念。でも、オデッセイは値段が手ごろですよね。このアブソルートで300万円台。アル・ヴェルは一番安くてもほぼ400万円。一番高いモデルは700万円台だから、およそ半分のイメージですよね。うーん」
そう言って谷口はうなったが、その表情はなんだか楽しそうに見える。
「外観もね、あんまりかっこよくないよね。僕にはちょっと“おブス”に見える。まあ、見た目は好みの問題だから、これがカッコイイっていう人がいても不思議じゃないし、ホイール替えたりエアロつけたりしたら、また違った雰囲気に見えるかもしれないし……」
と言いつつ、谷口の頭の中ではどんなふうにドレスアップしたら格好よくなるかのシミュレーションが早速始まっているようにも思えた。
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