ポルシェ・カイエンS E-ハイブリッド プラチナエディション(前編)
2017.06.15 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回は「ポルシェ・カイエン」のプラグインハイブリッド車(PHV)「カイエンS E-ハイブリッド」に試乗する。電動化自動車に強い関心を抱いている谷口。“電気じかけのカイエン”は谷口の心にササったか?システム出力は400ps超のはずだが……
クルマ好きで知られる谷口信輝はポルシェ・カイエンのオーナーでもある。それも4.8リッターV8の自然吸気エンジンを積んだ、2代目前期型の「カイエンGTS」を所有しているのだ。したがって谷口がカイエンの動力性能をかなり高い水準で捉えていたとしても不思議ではない。ダイナミックなパフォーマンスよりも優れた環境性能が売り物のカイエンS E-ハイブリッドにとっては、手ごわい相手にあたってしまったというべきだろう。
「うーん、やっぱり僕が持っているカイエンに比べると、パワーは小さくて、常用域で走らせていてもあまり逞(たくま)しいと感じることはありませんね。でも、カイエンS E-ハイブリッドは、たしかガソリンエンジンと電気モーターの性能を合わせたシステム出力では400psを超えているんですよね?」
さすが谷口、そんなことまで調べてきてくれたのか。そのとおり、カイエンS E-ハイブリッドに搭載されている3リッターV6ターボエンジンは最高出力333ps、最大トルク440Nmにとどまるが、これに95ps/310Nmのハイパワー・モーターを組み合わせることで、416psのシステム出力と590Nmのシステムトルクを得ている。最高出力だけでいえば3.6リッターV6ターボを積む「カイエンS」と互角で、最大トルクはフラッグシップの「カイエン ターボ」に次ぐ力強さなのだ。
「僕のGTSはぶっといトルクでグイグイ加速していく感じがするけれど、このカイエンS E-ハイブリッドは、あんまり急いで走るのは得意ではなさそうに思いました。まあ、僕が箱根のワインディングロードで走らせるっていうシチュエーションだから、そう感じてしまうのかもしれませんが……」
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