インフィニティM35h、加速タイムで記録樹立

2011.09.21 自動車ニュース webCG 編集部

「インフィニティM35h」がハイブリッド車の0-1/4マイル最速タイムを樹立

日産自動車の北米法人ニッサン・ノース・アメリカ(北米日産)は2011年9月20日、同社が北米市場で販売している「インフィニティM35h」(日本名「フーガハイブリッド」)が、0-1/4マイル(約400m)を13秒9031で走り、ハイブリッド車のギネス記録を樹立したと発表した。

■マニュアルモードよりオートマモードの方が速い

2011年8月23日に行われた0-1/4マイル(約400m)加速タイム計測のステージとなったのは、FIAのドラッグ競技などが行われるイギリスのサンタ・ポッド・レースウェイ。車両は市販モデルを使用し、ドライバーはイギリスの自動車雑誌『CAR Magazine』の編集者であるティム・ポーランド氏が務めた。タイムアタックは複数回行われ、その平均値である13秒9031がギネス公式タイムとして認定された。

ティム氏いわく、「トランスミッション(7AT)をマニュアルモードにし、手動変速も試みたが、結果的にオートマモードで走ったほうが速かった」とのこと。オートマモードでは13秒8960の最速タイムを記録している。

なお今回インフィニティM35hがマークした13秒9のタイムは、1982年の「ランボルギーニ・カウンタック」の記録に並ぶもの。さらに1998年に「BMW M3」がマークした13秒8や、2007年の「アストン・マーティン V8ヴァンテージ」による13秒6、「ポルシェ911カレラ」の13秒6に迫る(これらの記録は北米日産が『zerotosixtytimes.com』を参照したもの)。

インフィニティM35hは、3.5リッターV6エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する。システム出力は360hp。燃費(北米複合モード)は、29mpg(12.3km/リッター)、CO2排出量は162g/kmを達成している。

(webCG 曽宮)

「インフィニティM35h」
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