「アストンマーティンDB11」にAMG製V8搭載モデルが追加
2017.06.29 自動車ニュース![]() |
英アストンマーティンは2017年6月28日(現地時間)、メルセデスAMG製V8エンジンを搭載した「DB11」を発表した。
今回追加されたV8モデルは、最高出力510ps、最大トルク675Nmを生み出す4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。0-100km/h加速が4.0秒、最高速度は187mph(約300km/h)という動力性能を誇る。
アストンマーティンのテクニカルパートナーであるメルセデスAMGによって供給されるV8エンジンには、専用のエアインテークやエキゾーストシステム、ウエットサンプ潤滑システムを装着、DB11のキャラクターに適合するよう調整される。また、ECUソフトも新たに開発してエンジンのリプログラミングとスロットルマッピングを行い、アストンマーティンならではのエンジンフィールとサウンドを実現したという。
実装に際しては、車両の重心を下げるためエンジンマウントと専用のスリムなウエットサンプシステムを新開発。エンジン自体がV12エンジンと比べて軽量かつコンパクトなため、V12モデルに比べて115kgのダイエットにも成功している。
エンジンの特性に合わせて車両全体の最適化も実施。その範囲はサスペンションブッシュやジオメトリ、アンチロールバー、スプリング、ダンパーからESPのソフトウエアにまで及ぶ。
エクステリアについてもV12エンジンモデルとの差別化を図っており、専用のアロイホイールやダークヘッドランプベゼル、2つのボンネットベント(V12モデルは4つ)を装備する。このボンネットベントはブラック、またはチタニウム仕上げから選択できる。
V8エンジンを搭載したDB11は、英国ウエストサセックス州で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(開催期間:2017年6月29日~7月2日)でお披露目される。
車両本体価格は2193万8900円。すでに日本でも受注が始まっており、2017年の第4四半期に納車が開始される予定だ。
(webCG)