東京モーターショー2017

【東京モーターショー2017】フォルクスワーゲンが日本初公開の8モデルを含む全9台を発表

2017.10.26 自動車ニュース webCG 編集部
フォルクスワーゲンのブースは、電気自動車を中心に、PHEVやディーゼルモデルなど多彩なパワートレインをそろえていた。
フォルクスワーゲンのブースは、電気自動車を中心に、PHEVやディーゼルモデルなど多彩なパワートレインをそろえていた。拡大

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2017年10月25日、東京モーターショー2017の会場において、8台の日本初公開モデルを含む全9台を発表した。 
 

フォルクスワーゲン乗用車ブランドのセールスマーケティング・アフターセールス担当取締役、ユルゲン・シュタックマン氏は、「今後数年間で、すべてのモデルのラインナップを刷新し、今以上に魅力的な未来を感じさせるものにする」と語った。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドのセールスマーケティング・アフターセールス担当取締役、ユルゲン・シュタックマン氏は、「今後数年間で、すべてのモデルのラインナップを刷新し、今以上に魅力的な未来を感じさせるものにする」と語った。拡大
フォルクスワーゲン グループ ジャパンのティル・シェア代表取締役社長からは日本市場における商品攻勢の詳細が発表された。
フォルクスワーゲン グループ ジャパンのティル・シェア代表取締役社長からは日本市場における商品攻勢の詳細が発表された。拡大
「I.D.BUZZ」
「I.D.BUZZ」拡大
「I.D.BUZZ」のインテリア。
「I.D.BUZZ」のインテリア。拡大

今回のフォルクスワーゲンブースは、“We make the future real”がテーマ。クルマの未来を具現した電気自動車「I.D.」シリーズから2022年の生産開始が決定している「I.D.BUZZ」などを中心に、プラグインハイブリッド(PHEV)やディーゼルモデルなど多彩なパワートレインをそろえる。同時に、スポーティーなモデルや最新の現行販売モデルが展示されていた。

また、先月フランクフルトモーターショーでリニューアルされたばかりのクロスオーバー電気自動車「I.D.CROZZ」のエクステリアやインテリアをバーチャルに体験できるブース「VR Experience」、ヘッドマウントギアを用いて動画などを見ることで動く脳波により、その人の潜在意識を読み取り、最適な一台を提案するというバーチャルショールーム「Intuitive Car Finder」、展示車両のARマーカーにスマートフォンやタブレット端末をかざすと、クルマの魅力や機能を研究員のフィギュアが紹介する「AR Experience」、「Tech Labo」 など、フォルクスワーゲンが描く未来をさまざまな形で体感できるようになっていた。

プレスカンファレンスでは、フォルクスワーゲン乗用車ブランドのセールスマーケティング・アフターセールス担当取締役、ユルゲン・シュタックマン氏が登場。

「フォルクスワーゲンは2025年までにe-モビリティーのマーケットリーダーになることを目指し、そのために2025年までに年間100万台のe-モビリティーを販売するという目標を設定している。未来のピープルズカーもフォルクスワーゲンであり続けるためにも、ボリュームマーケットにe-モビリティーの基準を作りたいと考えている」と今後の抱負を語った。

中でも注目のモデルは、壇上に展示されたI.D.BUZZ。シュタックマン氏はこのクルマについて、「I.D.ファミリーの重要なメンバーであり、フォルクスワーゲンのシンボル。今年の初めにデトロイトショーやジュネーブショーで展示した後、このクルマをぜひ作ってほしいという膨大な数のEメールや手紙を受け取ったことから、このクルマを作ることに決めた。未来のe-モビリティーがいかに充実したものになるかを示している」と述べ、e-モビリティーの明るい未来を予感させた。

(文=スーザン史子)

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