全方位的に進化した新型「ジープ・コンパス」日本上陸
2017.10.30 自動車ニュース![]() |
FCAジャパンは2017年10月30日、ジープブランドのコンパクトSUV「コンパス」をフルモデルチェンジし、同年12月2日に発売すると発表した。
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ミニグラチェロ風のデザインに
2代目となる新型コンパスは、ジープ車伝統の優れた走破性を維持しながら、デザインや機能、快適性、安全性など、従来型から全方位的な強化が図られている。
日本仕様は「スポーツ」「ロンジチュード」「リミテッド」の3グレード展開で、全車とも最高出力175psと最大トルク229Nmを発生する2.4リッター直4エンジンを搭載。トランスミッションは駆動方式がFFのスポーツとロンジチュードには6段ATが、4WDのリミテッドには9段ATが組み合わされる。
エクステリアデザインは、ジープのフラッグシップである「グランドチェロキー」のデザインテイストを受け継ぐもので、新たなアレンジを加えた「7スロットグリル」やクラムシェルタイプのエンジンフード、台形のホイールアーチなど、ジープ車伝統のデザイン要素も備えている。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4400×1810×1640mmで、全長は従来型よりも75mm短縮された。
インテリアでは、ダッシュボード中央に備わった「Uconnectシステム」が目を引く。第4世代となるこのシステムでは、画面の視認性や操作性の向上が図られたほか、スポーツに搭載される7インチタッチパネルモニター付きラジオ、ロンジチュードとリミテッドに搭載される8.4インチオーディオナビゲーションシステムのいずれもが「Apple CarPlay」と「Google Android Auto」に対応。スマートフォンと連携してメールの送受信や通話、音声ナビゲーションなどを利用できる。
安全装備については、各種エアバッグやエレクトロニックスタビリティーコントロール、トラクションコントロール、リアパークアシストが全車に標準装備となる。リミテッドにはさらに、「クラッシュミティゲーション付き前面衝突警報」「ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション」「ParkSenseフロント・リアパークアシスト」「Parkviewリアバックアップカメラ」などの先進安全装備も標準で備わっている。
このほか、多彩なアレンジが可能なシートや高さ調整が可能なカーゴフロア、足元のメッシュサイドポケット、助手席下収納などの装備によって、ユーティリティー性能も強化されている。
ラインナップと価格は以下の通り。
- スポーツ:323万円
- ロンジチュード:351万円
- リミテッド:419万円
装備充実のローンチエディションも発売
なお、FCAジャパンは、新型コンパスの導入を記念した特別仕様車「ローンチエディション」を100台の台数限定で発売する。リミテッドをベースに、通常はメーカーオプション扱いの「ラグジュアリーパッケージ」(デュアルペインパノラミックサンルーフ、パワーリフトゲート)とパールコート塗装のエクステリアカラーを採用。27万円分のアイテムを装備しながら、価格はベース車から10万円アップの429万円に抑えている。ボディーカラーは「ブリリアントブラッククリスタル」(限定50台)と「ヴォーカルホワイト」(同50台)の全2色の設定。
(webCG)