洗車を極めるためのギア&ガレージ | 静かで高性能の「ケルヒャーK3サイレント ベランダ」
洗車をすると好きなクルマとの距離が縮まる 2017.12.01 Gear Up! 2018 Winter 水を使った高圧洗浄機の代名詞といえるケルヒャー。静粛性が高くコンパクトな外寸の「K3サイレント ベランダ」が好評だ。洗車を通して好きなクルマとのつきあいが深くなる優れた道具なのだ。 拡大 |
拡大 |
拡大 |
プロフェッショナルと同様の作業が自宅でできる
モノが好きな人にとって、いとおしいのは手入れの時間だろう。
最たるものが靴の手入れかもしれない。汚れの落としかたから、何色も塗り込んで世界で一足の微妙な色を持つ自分の靴に仕上げていく楽しみ。
洗車も同様だ。汚れを落とし、磨きあげていく。デザイナーの友人は、それをやっていると面のカーブなど造形の妙に触れることができて仕事の参考になる、と言っていた。たしかに洗車以外にクルマに触れることはめったにないから、クルマ好きにとって貴重な時間といえる。
洗車には、ホテルなどの地下駐車場の一角や、街中で営業しているプロフェッショナルがいる。しかしその人たちが共通して言うのは“最も仕事をやりやすいのはふだん自分で磨いている人のクルマ”だそうだ。
人それぞれクルマの洗車や磨きのポイントがあるという。ふだん手入れされているクルマを見るとそれが分かるから、そこを重点的に手入れしていくことで注文主の満足いく仕上がりになる。つまり自分が満足いく状態にまで磨きあげられたクルマに乗るためには、ふだんの洗車習慣が大事ということだ。
ケルヒャーの高圧洗浄機は洗車にあたって大いなる武器となる。
洗車にはいろいろな段階があるが、まず大事なのは汚れや埃(ほこり)を落とすこと。眼鏡をかけている人は、レンズを拭くときまず水洗いをしなくてはならないとよくご存じだろう。埃を落とすことで傷がつくことを防ぐためだ。クルマについても同じことが言える。ケルヒャーの利点は、高圧で水を噴射することで効率よく確実に塗装面に付着したさまざまなゴミを洗い流せる点だ。プロフェッショナルも高圧洗浄機を使っているので、同様の作業が自宅でできるのである。
所要時間が短くなり洗車の効率性が向上
ここで紹介する「ケルヒャーK3 サイレント ベランダ」は、さらに静粛性が向上しているとともに、コンパクトで収納性がよくなっていることが特長としてあげられている。とりわけ騒音はモーターを水冷式とし、ゴム製ダンパーや吸音材や遮音性に優れる本体カバーを採用したことで、メーカー調べでは同等製品の約半分の体感音になったとうたわれている。高音成分の多いモーター音が気になっていた人には、これはかなりの福音といえるだろう。
水圧が均一でムラなく噴射できる性能も「K3サイレント ベランダ」の長所だ。つまり作業密度が上がり、所要時間が短く効率性が向上する。そのぶんワックスがけやクローム部分のポリッシュなどに充てられるのだ。耐久性もアップし、メーカーによる保証期間は3年となっている。後顧の憂いなく日常的に使っていられるということだ。
作家の五木寛之がクルマ好きのために書いた「雨の日には車をみがいて」(1988年)はいつ読んでもよい気分になれる短編集だ。そのなかで、雨にあたるとクルマは汚れが目立ちやすくなるから、ことに丹念に磨くのだ、という一節が出てくる。さすがクルマ遍歴の多い作家だけに含蓄に感心する。
好きなクルマと生活するというのは、自分なりに手入れをして楽しむことを意味している。メカニズムやシートをメンテナンスするときにそのクルマを作った人へのリスペクトをおぼえるのと同様、ボディー磨きにはデザイナーや職人とのつながりを感じられるという大いなる魅力がある。ケルヒャーがクルマとの関係を濃密にしてくれるのだ。
(文=小川フミオ)
◆洗車を極めるためのギア&ガレージ | カーケア用品カタログ
◆洗車を極めるためのギア&ガレージ | 究極の洗車&磨き術

小川 フミオ
-
Car Life Media Shop「ル・ガラージュ」 2017.12.1 クルマを偉大なオモチャと考えるオトナ達のためのCar Life Media Shop「ル・ガラージュ」。同店が独自の視点で世界中からセレクトした、クルマ生活を豊かにしてくれるドライブギアを紹介する。
-
Gear Up! Style #1 | DEEC/Adelaide(ディーク/アデレード) 2017.12.1 Drive(運転する)、Enrich(価値を高める)、Enjoy(楽しむ)、Comfort(心地よくする)の頭文字をブランド名とする「DEEC」は、福井県鯖江市生まれの、まさにドライブに出掛けたくなるサングラスだ。
-
これだけは外せない CG/webCG編集部のドライブGear公開 2017.12.1 われわれがドライブ=取材の際に必ずそばに置いているものといえば、サングラスやインプレッションを記録するボイスレコーダーなどなど。ここでは4人のスタッフが、普段使っているドライブGearを紹介する。
-
洗車を極めるためのギア&ガレージ | 究極の洗車&磨き術 2017.12.1 愛車に「いつまでも美しく乗りたい」というのは、クルマ好きの誰もが願うこと。では、どうすれば美しいコンディションを維持したまま乗ることができるのか? プロが手がける究極の洗車&磨き術「レストレーションフィニッシュ」とは?
-
洗車を極めるためのギア&ガレージ | カーケア用品カタログ 2017.12.1 ボディーケアからホイール、タイヤ、パーツ・バンパーケア、そしてインテリアケアまで。洗車をより楽しく効果的に行えるカーケア用品を紹介する。
-
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
NEW
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。 -
NEW
第939回:さりげなさすぎる「フィアット124」は偉大だった
2025.12.4マッキナ あらモーダ!1966年から2012年までの長きにわたって生産された「フィアット124」。地味で四角いこのクルマは、いかにして世界中で親しまれる存在となったのか? イタリア在住の大矢アキオが、隠れた名車に宿る“エンジニアの良心”を語る。





