【デトロイトショー2018】日産、3列シートのSUVコンセプトカーを発表

2018.01.16 自動車ニュース webCG 編集部
「日産クロスモーション」
「日産クロスモーション」拡大

日産自動車は2018年1月15日、米国・デトロイトで開催されている2018年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー、開催期間:2018年1月14日~28日)で、3列シートのSUVのコンセプトカー「日産Xmotion(クロスモーション)」を世界初公開した。

 
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テーマは“伝統と未来の共存”

クロスモーションの見どころは、まずはその力強いエクステリアデザイン。「伝統的な日本の熟練の技」と「最新テクノロジー」という異なる価値や異なる時代をつなぐようにしてデザインしており、2020年以降の日産デザインの、ひとつの方向性を示しているという。

エクステリアには、Vモーショングリルやブーメラン型ヘッドランプなど、日産デザインならではの特徴がちりばめられている。これまで以上に力強い造形のVモーショングリルは、日本建築からヒントを得たものとのこと。深みのあるカーボンカラーと光沢のフィニッシュが目を引く。

その両脇に配置されるブーメラン型ヘッドランプは、日産の言葉を借りれば「鍛造された鋼の剣」を思わせるシャープなラインによって構成されており、ハイビームやロービーム、ターンシグナル、ポジショニングランプなどの機能が一つに統合されている。一方、リアコンビランプは、日本の伝統的な木工である組子(くみこ)のディテールやパズルからヒントを得て、ホログラム技術による視覚の錯覚を利用した構造が採用されている。

ボディーサイドについては、ユニークなU字型のハイライトが入る面構成を持つ。そのハイライトがフロントフェンダーからリアフェンダーまで滑らかにフローを作り出す様子は、見る者に彫刻的な印象を与えるよう工夫されているという。

インテリアデザインにも、エクステリア同様に、伝統的な日本と未来的な要素が共存している。日本の伝統的な工法や職人の技、素材などが、現代の美意識による新たな解釈を経て、新鮮なデザインとして結実しているという。

それに加えて、ホイールベースを長く取り、4つのタイヤをボディーの四隅に配置することによって、3列の“4+2”シートレイアウトを実現。さまざまなユーザーのライフスタイルに対応可能な構成としている。

(webCG)

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