ジャガーEペースR-DYNAMIC SE P250(前編)
2018.07.26 谷口信輝の新車試乗 谷口信輝が今回試乗したのは、ジャガーのSUV第2弾となる「Eペース」。同ブランドならではの刺激的な走りが体感できるという“ベビージャガー”を、プロのレーシングドライバーは、どのように評価する?クルマのつくりが古い?
今回、谷口信輝に試乗してもらったのは販売好調な「ジャガーFペース」の弟分にあたるEペースである。
「え? Eペースってジャガー初のEVじゃないの?」と思われたアナタ、その気持ちもよくわかるが、それは「Iペース」の勘違いである。じゃあ、なんでEペースじゃなくてIペースが電気自動車なんだと問われるとこっちが困るが、ジャガーのサルーンが上から順に「XJ」「XF」「XE」となるのと同じように、SUV系は(「Jペース」はまだないものの)Fペース、Eペースと順に名付けられていると考えていただければいいだろう。
ただし、エンジンを縦置きするFペースがXEやXFと基本が同じ最新プラットフォームを用いるのに対し、横置き式のEペースは同じグループ内の「レンジローバー イヴォーク」のプラットフォームを拝借する。もっとも、リアサスペンションはイヴォークのストラット式からEペースではインテグラルアーム式へとはるかに凝った形式に改められているので、「プラットフォームはイヴォークと共通」とひとことで片付けてしまうのは語弊がある。
ところが、谷口はこの点を鋭く指摘したのである。
「なんか、船に乗っているみたいに、ブワンブワンとしちゃいますね、このクルマ」
そうコメントした谷口とともにEペースに乗り込んでいつものワインディングロードを走ってみると、確かに路面のアンジュレーションをきっかけにしてボディーの上下動が始まり、これが収まりにくい傾向が確認できた。
「ゆっくりしたペースで走っていると、それなりにソリッドな足まわりに感じられるから意外なんですけど、ひょっとしてこのクルマは設計が古いんじゃないですか? 以前乗ったFペースでは、全然そんなことを感じなかったんですが」
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