三菱が「アウトランダー」を一部改良

2018.08.23 自動車ニュース webCG 編集部

三菱自動車は2018年8月23日、ミドルサイズSUV「アウトランダー」に一部改良を実施し、同日販売を開始した。

デザインも装備も走りも進化

今回の改良では、内外装のデザインを変更するとともに、フロアコンソールに後席用のエアコン吹き出し口を追加するなど、快適性の向上も図っている。

また構造用接着剤の採用によってボディー剛性を高めたり、ショックアブソーバーやステアリング機構を改良したりすることで、ドライブフィールをより上質なものに改善。衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能(前進、後進の両方に対応)を全車採用とするなど、安全装備も強化している。

具体的な改良箇所は以下の通り。

【デザイン】

  • エクステリアについては、ヘッドランプ内部のデザインを変更するとともに、ハイビームをLED化。ラジエーターグリル、フロントスキッドプレート、リアスキッドプレート、アルミホイールのデザインも変更している。また上級グレード「Gプラスパッケージ」には新たにリアスポイラーを採用した。
  • インテリアでは、オーナメントパネルやハザードスイッチパネルのデザインを変更。シート、ドアトリム、コンソールアームレスト、メーターフード、ステアリングホイール、シフトノブにはシルバーステッチを用いている。さらに、本革シート装着車のロアコンソールやインストゥルメントパネル、ドアトリムのオーナメントパネルには、高級感のあるデザイン柄を採用。細かい点では、S-AWCの作動状態を示すメーター表示のデザインも変更している。
  • フロントシートについては、サイド部の形状を変更するとともに、サポート部に硬さの異なるクッションを組み合わせることでホールド性を向上。オプションの本革シートの表皮は、上質なスムーズレザーとした。

【機能・装備】

  • 後席用のエアコン吹き出し口をフロアコンソールの後部に追加。パワーウィンドウについては、すべての窓にはさまれ防止機能を採用したほか、運転席からすべての窓をワンタッチで開閉可能とした。
  • 衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能(前進、後進の両方に対応)を標準装備とした。

【走行性能と乗り心地】

  • 前後のドアやテールゲート開口部、リアホイールハウスのボディーパネル接合部に構造用接着剤を用いることで、ボディー剛性を向上した。
  • 前後のショックアブソーバーをサイズアップするとともに、減衰力特性を見直すことで、上質な乗り心地と高い操縦安定性の両立を図っている。
  • ステアフィールの改善と素直な応答性をかなえるため、ステアリング機構のギア比をクイック化し、電動パワーステアリングの制御を変更した。

ラインナップと価格は以下の通り。

  • 20M:266万8680円
  • 20G:280万5300円
  • 20Gプラスパッケージ:308万3940円
  • 24M:294万0840円
  • 24G:307万7460円
  • 24Gプラスパッケージ:335万6100円

(webCG)
 

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