モチーフは日本刀、スズキが新型「カタナ」を世界初公開

2018.10.03 自動車ニュース webCG 編集部

スズキは2018年10月2日(現地時間)、ドイツ・ケルンで開催されている二輪のモーターショー「インターモト」において新型「KATANA(カタナ)」を発表した。

現代の技術を得て往年の名車が復活

新型カタナは、1980年のケルンモーターショーでデビューした「GSX1100S KATANA」をモチーフとした、海外向けの大型二輪車である。開発にあたってはスズキのものづくりの精神とカタナの歴史を背景に、「スズキらしさ」「KATANAらしさ」を表現することに注力。往年のモデルと同様、日本刀をモチーフにした他にはない個性的なデザインと現代の最新技術を併せ持つバイクに仕上げたという。

デザインはシャープで大胆なラインをあしらった流線形のスタイリングが特徴で、特にフロントまわりについて、長方形の縦型2灯LEDヘッドライトや「刀の切っ先をモチーフにした」というLEDポジションランプにより、特徴的な顔つきとしている。一方リアまわりでは、スズキで初めてスイングアームマウントリアフェンダーを採用。リアウインカーとナンバープレートホルダーを下部に配置することで、凝縮感のあるデザインを実現している。

走りに関しては、高揚感のある加速とストリート走行に適した扱いやすさを実現するため、「GSX-R1000」用のものをベースに改良を加えた999ccの直列4気筒エンジンを軽量フレームの車体に搭載。3段階から選択可能なトラクションコントロールや、ABS、倒立フロントフォーク、ブレンボ製のラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを採用している。

主要諸元は以下の通り。

  • ボディーサイズ:全長×全幅×全高=2125×830×1110mm
  • ホイールベース:1460mm
  • 車両重量:215kg(装備重量)
  • エンジン:999cc 水冷4ストローク直列4気筒エンジン
  • 最高出力:150ps(110kW)/10000rpm
  • 最大トルク:108Nm(11.0kgm)/9500rpm

生産は静岡・浜松工場で行われ、2019年春より欧州を中心に販売が開始される予定となっている。

(webCG)

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