マツダ3ファストバックXD Lパッケージ(後編)
2019.09.26 谷口信輝の新車試乗 「マツダ3ファストバック」のディーゼル車に、レーシングドライバー谷口信輝が試乗。“人馬一体”を掲げてマツダが開発した新型ハッチバックの走りを、プロはどう評価する?トランスミッションのよさが光る
マツダ渾身(こんしん)の力作、マツダ3。その独創的なエクステリアデザインは谷口信輝の好みにあわなかったようだが、肝心の走りはどうなのか? ディーゼルエンジンを搭載した4WDモデルに、いつものワインディングロードで試乗してもらおう。
いざ走り始めようとしたところで、谷口がスタッフに質問を投げかけた
「このクルマ、車重は何kgくらいあるんですか?」
この問いに4WDの場合は1470kg、FWDでは1410kgと答えると「ああ、そんなにあるんですね。僕は1200kgくらいかと思った」とのコメント。ただし、ライバルと目される「カローラ スポーツ」を含め、現代のCセグメントハッチバックは1400kg前後が主流で、マツダ3だけが特別重いわけではない。
「あ、そうなんですか」
そんな言葉を残しつつマツダ3を発進させた谷口に、その印象を語ってもらった。
「ピークパワーだけでいえば、あまりパワフルなエンジンとはいえませんよね。まあ、この山道で試乗しているんだから、ディーゼルエンジンで満足のいくパワーを発揮するのはなかなか難しいと思うんですが。でも、オートマチックギアボックスがそうしたエンジンの特性をうまく補っているような気がします。エンジンのトルクが出るところとATの選ぶギアがうまくかみ合っていないと、アクセルを踏み込んだときにすぐキックダウンされちゃったりとか、思いがけず急にパワーが出てきちゃったりするじゃないですか。それはないですね。だからATの設定はうまいと思います」
エンジンに対する印象がさらに続く。
「ラフなアクセルワークをしてもクルマは過激な動きを見せませんね。そういう意味では、なにごとにも動じない、穏やかな人のような印象があります。あと、エンジンノイズは走っているとほとんど気になりません。アイドリングのときはガラガラといって少しうるさいと思っていたんですが……」
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