フォルクスワーゲンがWTCRマシンの公道バージョン「ゴルフGTI TCR」の受注を開始
2019.10.29 自動車ニュース![]() |
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2019年10月25日、ワールドツーリングカーカップ(WTCR)に参戦するレーシングマシンのストリートバージョンとなる特別仕様車「ゴルフGTI TCR」を設定し、600台限定で受注を開始した。
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今回のゴルフGTI TCRは、2018年5月にオーストリアで開催されたGTIのファンミーティング「ヴェルターゼー」において世界初披露された「ゴルフGTI TCRコンセプト」の市販モデル。「ゴルフGTI」をベースとし、専用チューニングにより60PSアップの最高出力290PS、最大トルク380N・mとなる2リッター直4ターボエンジンに7段AT(DSG)を組み合わせて搭載している。0-100km/h加速タイムは5.6秒を記録。これは過去日本で販売された歴代ゴルフGTIの中で、“史上最強”の称号が与えられるモデルになるという。
エクステリアでは、リアディフューザーやサイドスカート、フロントリップスポイラー、ドアミラー、ルーフなどがブラックペイントとなり、マットブラックの専用19インチアルミホイールが専用装備として採用されている。
インテリアでは、赤いラインの入ったTCR専用ファブリックのマイクロフリースシートや頂点部に赤いアクセントが入った専用ステアリングホイールなどが専用装備となるほか、フロントドアを開けた際に地面にTCRロゴを映し出すプロジェクション機能なども備わる。
ボディーカラーは専用色のピュアグレー×ブラックルーフ、ピュアホワイト×ブラックルーフ、トルネードレッド×ブラックルーフ、ディープブラックパールエフェクト(ルーフはボディー同色)という全4バリエーションが設定される。
ゴルフGTI TCRに採用された装備は以下の通り。
- 専用チューン2リッターTSIエンジン(最高出力290PS)
- 7段AT(DSG)
- 電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック
- アダプティブシャシーコントロール“DCC”
- 大径ブレーキディスク(前後輪ともにベンチレーテッドディスク)
- アクラポヴィッチ製チタンエキゾーストシステム
- 専用ファブリックのマイクロフリースシート
- 専用エクステリア、専用ステアリング、専用シフトノブ
- TCRロゴプロジェクション機能(フロントドアのみ)
- テクノロジーパッケージ(デジタルメータークラスター“Active Info Display”、ダイナミックライトアシスト/ダイナミックコーナリングライト、ダークテールランプ/LEDテールランプ<ダイナミックターンインジケーター付き>)
- フォルクスワーゲン純正ナビゲーションシステム“Discover Pro”
- モバイルオンラインサービス“Volkswagen Car-Net”(コネクティビティー機能“App-Connect”、テレマティクス機能“Guide & Inform”)
- 235/35R19タイヤ、8Jx19アルミホイール(5ダブルスポーク)
販売台数は600台で、価格は509万8000円。
(webCG)