BMW初のコンパクト4ドアクーペ「2シリーズ グランクーペ」日本上陸
2019.10.31 自動車ニュース![]() |
BMWジャパンは2019年10月31日、新型車「BMW 2シリーズ」のモデルラインナップに「グランクーペ」を追加すると発表し、同日、予約注文受け付けを開始した。納車は2020年4月以降に開始される予定だ。
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2シリーズ グランクーペは、2019年8月に日本導入が発表された3代目「1シリーズ」と同じ前輪駆動プラットフォームをベースにした、ブランド初のコンパクト4ドアクーペとなるブランニューモデルだ。欧州仕様のボディーサイズは、全長×全幅×全高=4526×1800×1420mmで、ホイールベースは2670mm。ハッチバックの1シリーズと比べた場合、全長は207mm延ばされているが、ホイールベースは同じ値になっている(欧州仕様同士の比較)。
キドニーグリルは、最新のBMW車に共通する大型のシングルフレームデザインが採用された。グリル内部には、縦に配置されている格子状のキドニーバーにシルバーのアクセントラインが細長く刻まれる。これは2シリーズ グランクーペで初採用された意匠となる。バンパー形状は1シリーズとは異なり、開口部が大きく3分割されたもの。リアコンビネーションランプは、こちらもBMWの最新デザインコンセプトにのっとったL字型をモチーフとし、1シリーズのものよりも天地の高さが抑えられたより横長の形状が採用されている。
4ドア化と前輪駆動の採用によって余裕ある室内空間を実現し、ボディーサイズの近い「2シリーズ クーペ」比では約33mm後席の足元スペースが拡大され、荷室容量も約40リッター増しの430リッターを確保。高い利便性と快適性を確保したとBMWはアナウンスしている。
インストゥルメントパネルのデザインは、1シリーズと基本的に同一。10.25インチのフルデジタルメーターパネルをナセル内に、同じく10.25インチのコントロールディスプレイをダッシュボード中央部にそれぞれオプションで設置できるようになっている。6色に変更可能なインテリアトリムライトも装備されている。
運転支援機能としては、レーンチェンジウオーニング、後部衝突警告機能、クロストラフィックウオーニング(リア)、アクティブPDC、スピードリミット情報表示機能などを備えた「ドライビングアシスト」を標準装備(「218iグランクーペ」を除く)。さらに、直前50mの軌跡を記憶し、その軌跡通りに後退できるようにステアリング操作を自動で行う「リバースアシスト」機能を備えた「パーキングアシスト」を全車に標準装備している。オプションのナビゲーションパッケージを選択すれば、会話のみで車両の操作や、情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」も装備されている。
走行関連では、ARB(アクチュエーター・コンティギュアス・ホイールスリップ・リミテーション)の搭載がトピックとなる。新型1シリーズで日本初導入されたARBは、エンジンコントロールユニットで直接スリップ状況を感知し、ダイナミックスタビリティーコントロール(DSC)を経由することなく、従来比で約3倍の速さで信号を直接エンジンに伝達する機能。車両に搭載された先進技術と連動し前輪駆動車特有のアンダーステアを抑制、ドライバーが意図する走りをより忠実に実現するという。
まず日本に導入されるエンジンラインナップは、最高出力140PS、最大トルク220N・mの1.5リッター直3ターボと、最高出力306PS、最大トルク450N・mの2リッター直4ターボ。前者は「218iグランクーペ」「218iグランクーペPlay」「218iグランクーペ Mスポーツ」に、後者は「M235i xDriveグランクーペ」に搭載されている。
価格は以下の通り。
- 218iグランクーペ(FF車):369万円
- 218iグランクーペPlay(FF車):410万円
- 218iグランクーペ Mスポーツ(FF車):448万円
- M235i xDriveグランクーペ(4WD車):665万円
BMWジャパンでは、ロサンゼルスモーターショー2019(開催期間:2019年11月18日~12月1日)で予定されているワールドプレミアの前に、2シリーズ グランクーペを2019年11月2日~4日の3日間、BMW GROUP Tokyo Bay(東京・青海)にて特別先行展示するという。
(webCG)
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