日産とJAF、EVの電欠救援の実証運用を開始

2011.06.06 自動車ニュース

日産とJAF、EVの電欠救援の実証運用を開始

日本自動車連盟(JAF)と日産自動車は2011年6月6日、電気自動車(EV)用充電機能付きロードサービスカーの実証運用を6月7日から開始すると発表した。

日産は、環境省よりグリーンイノベーションの推進を目的とした「平成22年度地球温暖化対策技術開発等事業」の委託を受け、EVの電欠(電池切れ)に対応する充電システムを搭載したロードサービスカーを試作開発した。

このロードサービスカーは「日産アトラスH43」をベースとし、発電機や充電器、制御盤、ブレーカーBOXなど、EVレスキューに対応するための専用装備が与えられる。急速充電器規格「CHAdeMO(チャデモ)」方式を採用しており、「日産リーフ」「三菱i-MiEV」「スバル・プラグインステラ」などの充電が可能だ。レスキューによる充電時間は20分とされ、「リーフ」を例にとると約40km走行可能な充電量が確保される。これは、「最寄りの給電施設まで40kmあればたどり着ける」という判断によるもの。

ロードサービスカーに装備されるカーナビが「リーフ」純正のものと同じで、給電場所を地図上で検索できる機能を持つのは、“ならでは”の装備と言えるだろう。さらに、立体駐車場内で電欠した場合も想定し、全高を抑えるために警告灯と警告表示板が格納できる仕組みも採り入れられた。

この「EVレスキュー車」は、JAF神奈川支部に配備され、2011年6月7日から12月31日までの間、実証運用が行われる。神奈川県はEVに対する補助金制度の関係や、日産のお膝元であることから「リーフ」も多く走っているため、実証運用のステージに選ばれたという。

「どういった状況で電欠になるか?」「EVレスキュー車の装備が適切か?」など、本格運用に向けて必要な各種データを収集し環境省に報告する予定だ。
なお、EVレスキュー車は1台のみで、出動範囲も神奈川支部の担当圏内に限られる。期間中の充電作業は、JAF会員・非会員問わず無料。

環境省は「EVは新しいタイプのクルマということで、安心感を高めないと普及しない。EVレスキュー車の稼働でユーザーに二重三重の安心を与えることができ、EVを身近に感じることができるだろう」と、一層この分野の応援をしていきたいとしており、地球温暖化抑制への貢献度を高める考えだ。

(webCG 本諏訪)

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