GMが新型車「キャデラックXT6」を日本に導入 3列シート6人乗りの新型クロスオーバーSUV

2019.12.03 自動車ニュース webCG 編集部
「キャデラックXT6」とゼネラルモーターズ・ジャパンの若松 格社長。
「キャデラックXT6」とゼネラルモーターズ・ジャパンの若松 格社長。拡大

ゼネラルモーターズ・ジャパンは2019年12月3日、新型クロスオーバーSUV「キャデラックXT6」を2020年1月1日に発売すると発表した。

 
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上質な車内空間に充実した快適装備

キャデラックXT6は、2019年の北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で発表された、3列シートのSUVである。全長×全幅×全高=5060×1960×1775mmというボディーサイズからも分かる通り、2列シート5人乗りの「XT5」と、フルサイズSUV「エスカレード」の間に位置するモデルであり、またホイールベースは、共通のプラットフォームを使用するXT5と同じ2860mmとなっている。

外装の意匠は、キャデラック最新のデザインコンセプトにのっとったもので、フロントマスクにはコンセプトカー「エスカーラ」に通じる細目のヘッドランプや、縦基調のランニングランプ、高輝度のクリスタルメッシュグリルを採用。ロワグリルやサイドミラー、リアスポイラーは空力性能や冷却機能などを考慮したデザインとなっており、フロントグリルにはグリルシャッターも装備される。

一方、「同セグメントでトップレベル」とうたわれる広さの車内には、後ろに行くほどシートの着座位置を高くする“シアターレイアウト”で3列シートを配置。セミアニリン仕上げの本革シート表皮や、スエード材のルーフライナーなど、各所に上質なインテリア素材が用いられている。

装備も充実しており、イオン発生機付きのトライゾーンエアコンや、シートヒーター(1、2列目)、ウルトラビューパノラマサンルーフ、騒音を打ち消して車内の静粛性を高めるアクティブノイズキャンセレーションシステムを標準で採用。オーディオには14基のスピーカーからなる、キャデラックとしてはこれが初採用となる「BOSE Performance Series Sound System」が搭載される。

シートレイアウトは、本国には7人乗りの設定もあるが、日本向けは6人乗り仕様のみとなっており、2列目をセパレート式のキャプテンシートとすることで2、3列目間のウオークスルーを実現。これらのシートには電動可倒機構(3列目は引き起こしも電動式となる)も備わっており、簡単な操作で荷室を拡張することができる。

進化したADASと“つながる”機能

運転支援システムは、日本向けのキャデラック車としては最新のもので、アダプティブクルーズコントロールやサイドブラインドゾーンアラート、リアカメラミラー、歩行者対応リアブレーキなど 、20種類以上の機能を装備。安全装備としては、複数のLED光源を個別に制御することで、対向車などを眩惑(げんわく)させることなく最大限の照射範囲を確保する「インテリジェント・マトリックスLEDヘッドランプ」の採用もトピックとなっている。

また、インフォテインメントシステムについては携帯端末との連携機能を強化しており、Apple CarPlayやAndroid Autoといったミラーリングに対応しているだけでなく、NFC対応のスマートフォンであれば、ペアリング作業の必要なしに かざすだけでBluetoothの接続を実現。ナビゲーションシステムには「CT6」から導入を進めている、ゼンリンデータコムと共同開発した完全通信式の「クラウドストリーミングナビ」を採用している。

パワーユニットやドライブトレインは基本的にXT5と同じで、エンジンには最高出力314PS、最大トルク368N・mを発生する、気筒休止機構付きの3.6リッターV6ユニットを搭載。トランスミッションは9段AT、駆動システムはFFベースのフルタイム4WDで、状況に応じてこれらの制御を切り替えられるドライブモードセレクターも装備されている。

外装色は「ラジアントシルバーメタリック」や「クリスタルホワイト トゥリコート」「ステラーブラックメタリック」など全5色で、内装色には「ジェットブラック」のモノトーンと「メイプルシュガー/ジェットブラックアクセント」の2種類を用意。グレードは「プラチナム」の1種類のみで、価格は870万円となっている。

(webCG)

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