新型「BMW X6」発売 クーペスタイルSUVの元祖がフルモデルチェンジで3代目に進化

2019.12.25 自動車ニュース webCG 編集部
BMW X6
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BMWジャパンは2019年12月23日、一新されたクーペスタイルのSUV「BMW X6」を発表し、同日、販売を開始した。

 
3代目「X6」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4945×2005×1695mm、ホイールベース=2975mm。
3代目「X6」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4945×2005×1695mm、ホイールベース=2975mm。拡大
BMW車で初となるキドニーグリルのライトアップ機能「キドニーグリル・アイコニックグロー」を装備。
BMW車で初となるキドニーグリルのライトアップ機能「キドニーグリル・アイコニックグロー」を装備。拡大
リアコンビネーションランプは、L字型をモチーフとしたデザインを採用。
リアコンビネーションランプは、L字型をモチーフとしたデザインを採用。拡大
新型「X6」のインストゥルメントパネル。透明度の高いクリスタル製シフトノブも用意される。
新型「X6」のインストゥルメントパネル。透明度の高いクリスタル製シフトノブも用意される。拡大
「X6 M50i」に搭載される最高出力530PSの4.4リッターV8ツインターボエンジン。
「X6 M50i」に搭載される最高出力530PSの4.4リッターV8ツインターボエンジン。拡大
初採用された「キドニーグリル・アイコニックグロー」により、夜間などではフロントグリルが浮かび上がるように見える。
初採用された「キドニーグリル・アイコニックグロー」により、夜間などではフロントグリルが浮かび上がるように見える。拡大

今回のフルモデルチェンジで第3世代へと進化したX6は、初代が2008年に、2代目が2014年に登場。クーペスタイルのSUVという新しいデザイン要素を取り入れ、多くのフォロワーを生み出した。

最新モデルでも、流麗なルーフラインが特徴のクーペスタイルは健在。ひと目でX6と分かるフォルムとなっている。デザイン面での注目点は、BMW車として初採用されたキドニーグリルのライトアップ機能「キドニーグリル・アイコニックグロー」だろう。キドニーグリルが輝くことで、より立体的なデザインとなり、夜間でのドライブなどで存在感を演出する効果があるという。テールランプも大きく変更されたパートで、最新世代のBMW車とイメージが重なる細長く伸びた立体的なL字型デザインとなった。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4945×2005×1695mmとなり、ホイールベースは2975mmと発表されている。これは先代モデル比で全長+20mm、全幅+15mm、全高-5mmとなり、ホイールベースは現行モデルより40mm延長されている。

インテリアもBMW最新のコンセプトにのっとってデザインされている。ドライバーが自由に表示をカスタマイズすることが可能な10.25インチのコントロールディスプレイと、12.3インチのフルデジタルメーターパネルを装備。シートは表面の加工がすっきりと上品に見え、座り心地が柔らかい「ヴァーネスカレザー」を標準装備とし、上質なキャビンを仕立て上げたという。オプションで透明度の高いクリスタル製シフトノブも用意され、高級感を演出する。

日本に導入されるのは、最高出力265PSの3リッター直6ディーゼルターボエンジンが搭載された「X6 xDrive35d」「X6 xDrive35d Mスポーツ」と、同530PSの4.4リッターV8エンジンを積む「X6 M50i」の3モデル。駆動方式はすべて4WDとなる。

新型X6には、BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入した、高速道路での渋滞時に手放し運転が可能になる「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」のほか、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やレーンチェンジウオーニング(車線変更警告システム)、レーンチェンジアシストおよびレーンディパーチャーウオーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、クロストラフィックウオーニング、パーキングアシスタントといった運転支援システムが装備されている。パーキングアシスタントには、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、同じ道筋をバックで正確に戻れるリバースアシスト機能も備わる。

AI技術を活用することで、会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」も搭載。これは音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にするほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習。「OK、BMW」という決められたキーワードで起動するだけでなく、呼びかける言葉を任意に設定することも可能だという。

ラインナップと価格は以下の通り。

  • X6 xDrive35d:990万円
  • X6 xDrive35d Mスポーツ:1069万円
  • X6 M50i:1395万円

(webCG)

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