ベントレーがSUV「ベンテイガ」の改良版を発表 デザインを改め利便性も向上

2020.07.01 自動車ニュース webCG 編集部
ベントレー・ベンテイガ
ベントレー・ベンテイガ拡大

英ベントレーは2020年6月30日、マイナーチェンジを施した、ラグジュアリーSUV「ベントレー・ベンテイガ」の最新型を発表した。

 
ベントレーがSUV「ベンテイガ」の改良版を発表 デザインを改め利便性も向上の画像拡大
 
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ベントレーがSUV「ベンテイガ」の改良版を発表 デザインを改め利便性も向上の画像拡大
 
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より万能なモデルを目指して

2015年9月にデビューしてからおよそ5年。ベンテイガに大がかりな改良が施された。ベントレーによれば、ベンテイガの7割ほどは新規のベントレーユーザーで、それらオーナーからのフィードバックをもとに、エクステリアの存在感を強め、リアシートのパッケージやインフォテインメントシステムなどを変更。市場をけん引するリーダーの座をより堅固なものにするという。

今回のベンテイガでは、大型化されたマトリクスグリルをはじめ、最新世代の「コンチネンタルGT」や「フライングスパー」に近いデザインが採用されている。最も変化が大きいのはリアまわりの形状で、これまでバックドア側にレイアウトされていたライセンスプレートがバンパー側へと移動したほか、リアトレッドを20mm拡大するなどしてダイナミックさが強調されている。ルーフスポイラーも先代より延長。新デザインのベンテイガ専用ホイールも与えられる。

公表されたボディーサイズは全長×全幅×全高=5125×1998×1742mmで、5年前に登場した際の寸法(同5141×1998×1742mm)とほぼ同じ。2995mmのホイールベースも+3mmの違いにとどまる。

一方インテリアは、センターフェイシアが変更され、従来2つ配置されていたブルズアイ型センターベントはシングルベントに。その中央にブライトリング製クロックが据えられる。ステアリングホイールやドアトリムなども新設計。超高解像度の10.9インチディスプレイを装備し、コネクティビティ―は劇的に向上したとアピールされる。ギアレバーの正面には、シグナルブースター付きのワイヤレスチャージャーが備わり、スマートフォンが充電できるようになっている。

シートが完全新設計されたのもトピックで、後席のニースペースは最大で100mm拡大された。標準設定となる5シート仕様のほか、後席が左右独立型となる4シート仕様、さらに3列7シート仕様も選択可能だ。

パワーユニットは現時点では4リッターV8ツインターボのみとなっており、これに続いてプラグインハイブリッド、W12ターボエンジン搭載の「スピード」モデルが2020年内に発表される見込み。V8エンジンは最高出力550PS、最大トルク770N・mを発生。ZF製の8段ATを介して4輪を駆動する。最高速度290km/h、0-100km/h加速4.5秒のパフォーマンスを誇る一方で、特定の状況で8気筒のうち4気筒を休止するシステムも装備。燃費はWLTP複合モードで13.3リッター/100km(約7.5km/リッター)となっている。

最新型のベンテイガは日本国内でも販売される予定で、導入時期は2020年秋になる見込み。

(webCG)

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