アウディがコンパクトSUV「Q2」の改良モデルを発表 2021年前半に日本に導入
2020.09.02 自動車ニュース![]() |
独アウディは2020年9月1日、コンパクトSUV「Q2」の改良モデルを発表した。
デザインの変更と機能・装備の強化がトピック
今回の改良では外観デザインを変更。リアバンパーに大きな五角形のディフューザーインサートを用いるなど、フロントとショルダーラインの特徴だった多角形のモチーフをリアまわりにも採用した。またフロントまわりでも、八角形のシングルフレームの位置をわずかに下げるなどの変更を実施。「アドバンス」「Sライン」では、ラジエーターグリルとボンネットの間に「アウディ・スポーツクワトロ」をモチーフにしたという細長いスリットを設けている。
ボディーカラーのバリエーションも変更しており、アウディ初採用となる「アップルグリーン」と、「マンハッタングレー」「ナバラブルー」「アローグレー」「ターボブルー」の5色を新設定。Cピラーの装飾パネルは、仕様に応じてボディー同色、「ブラック」「グレー」「シルバー」のいずれかに塗装される。さらにボディー下部のアタッチメントも3つのバージョンから選択可能となっており、色はベーシックモデルでは「ピテッドブラック」、アドバンスでは「マンハッタングレー」、Sラインではボディー同色となる。
装備の強化も図っており、特に運転支援システムについては上位セグメントと同等のものを採用。オプションで駐車および駐車スペースからの退出を自動で行うパークアシスト機能や、全車速対応のアダプティブクルーズアシストも用意しており、後者を利用すると同一車線内における加速、減速、ステアリング操舵といった主要な運転操作を、システムに委ねることができるという。
またコネクテッドサービスの「Audi connect」についても、新たに「Audi connectエマージェンシーコール&サービス」「Audi connectリモート&コントロール」を追加。ユーザーは無料の「myAudi」アプリをスマートフォンにインストールすることで、これらの機能を利用可能となり、リモートで車両をロックしたり、燃料の残量や走行可能距離を確認したりできるようになるという。
パワートレインには、最高出力150PS(110kW)、最大トルク250N・m(25.5kgf・m)を発生する1.5リッター直4ガソリンターボエンジン「1.5 TFSI」と7段Sトロニックの組み合わせを採用。このほかのガソリンターボエンジンやディーゼルターボエンジン「TDI」についても、2020年末までに追加するとしている。また、いずれのエンジンも欧州の新しい排出ガス規制に適合しており、特にディーゼルエンジンについては、排出ガスの後処理に2つのSCR触媒コンバーターを連携して用いる「ツインドーシング」テクノロジーを用いているという。
日本への導入は2021年の前半を計画しており、価格は今のところ未定となっている。
(webCG)