マクラーレンが最高速度403km/hのハイパーカー「スピードテール」を日本初披露

2020.09.14 自動車ニュース
マクラーレン・スピードテール
マクラーレン・スピードテール拡大

マクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社は2020年9月14日、東京・西麻布においてハイパーカー「マクラーレン・スピードテール」を初披露した。同モデルはマクラーレンの市販車史上最速となる403km/hの最高速度を実現するというスーパーカーである。

テール部分の長さが特徴的な「スピードテール」。シャシーには最新のカーボンモノコック「モノケージIV」が使用されている。全長は5137mm、車重は1430kg。
テール部分の長さが特徴的な「スピードテール」。シャシーには最新のカーボンモノコック「モノケージIV」が使用されている。全長は5137mm、車重は1430kg。拡大
「スピードテール」の発表イベントに登壇したマクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社代表の正本嘉宏氏。
「スピードテール」の発表イベントに登壇したマクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社代表の正本嘉宏氏。拡大
「マクラーレン・スピードテール」のコックピット。ダッシュボード左右に、デジタルリアビューミラー用のディスプレイを配置している。
「マクラーレン・スピードテール」のコックピット。ダッシュボード左右に、デジタルリアビューミラー用のディスプレイを配置している。拡大
シートはマクラーレンがセントラルドライビングポジションと呼ぶ、中央に運転席を配置した3座配列。
シートはマクラーレンがセントラルドライビングポジションと呼ぶ、中央に運転席を配置した3座配列。拡大
エンジンスタータースイッチやシフトセレクタースイッチ、パワーウィンドウや電動式のドア開閉スイッチなど天井部分に備わっている。
エンジンスタータースイッチやシフトセレクタースイッチ、パワーウィンドウや電動式のドア開閉スイッチなど天井部分に備わっている。拡大

乾燥重量はわずか1430kg

今回、スピードテールの発表イベントに登壇したマクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社代表の正本嘉宏氏は、「究極のラグジュアリーとハイパフォーマンスを融合したハイパーカー」で、「最適化されたエアロダイナミクスと運転席を中央に配置したユニークな3座レイアウト、最新のハイブリッドシステム、圧倒的なパフォーマンス、ラグジュアリー&エクスクルーシブを融合させたモデルである」と同車を紹介。日本には展示車両を含め、ごく少数が導入されるという。

シャシーには「マクラーレン・セナ」で用いたカーボンモノコック「モノケージIII」をベースに進化させた、最新の「モノケージIV」を使用。「真上から見ると、美しいシンメトリーなティアドロップシェイプになっており、マクラーレンの哲学である“すべてのデザインには意味がある”を具現。無駄や虚飾を排しています。自然界に存在する空中、水中において最も速く移動する生物のカタチをモチーフにしました」と正本氏はエクステリア上の特徴を紹介した。

ロングテールが印象的な車体後端には、リアウイングの代わりにボディーと一体型の「エルロン」が組み込まれている。これは、航空機に使用される補助翼と同様のもので、走行状況に合わせて可動。ダウンフォースの確保のほか、エアブレーキとしても機能すると説明されている。従来のヒンジなどで連結された同種のエアロデバイスとは異なり、カーボンファイバー製のボディー自体が曲がる構造になっているのがユニークなポイントだ。ボディーサイズについては、全長×全幅×全高=5137×1970×1182mm、車重は1597kg(乾燥重量=1430kg)と発表されている。

キャビンは、マクラーレンがセントラルドライビングポジションと呼ぶ中央に運転席を配置した3座で、運転席の斜め後方左右にパッセンジャーシートが置かれている。メータナセルはステアリングホイールを中心に、左右に展開。液晶パネルが3枚埋め込まれており、その両端にエアコンの吹き出し口が配置される。エンジンスタータースイッチやシフトセレクタースイッチなどはドライバーの頭上に配置。パワーウィンドウや電動式とされたドアの開閉スイッチも天井部分に備わっている。ダッシュボードの左右端には、上方に開くディヘドラルドアの外部パネルに装着された格納式デジタルリアビューミラー用のディスプレイを配置している。

パワーユニットは最高出力757PS/最大トルク800N・mの4リッターV8ツインターボに同313PS/同350N・mの電気モーターを組み合わせたハイブリッドで、システム合計では同1070PS、同1150N・mを発生。「ヴェロシティーモード」と呼ばれる走行モードを選択すると、パワートレインとエアロダイナミクスが最適化され、前述の通り403km/hの最高速度を引き出すことができるようになる。0-300km/h加速は13秒というパフォーマンス。参考までに、アルティメットシリーズのハイブリッドモデル「P1」の0-300km/h加速は16.5秒であった。

スピードテールの販売台数は限定106台。これは「マクラーレンF1」の生産台数になぞらえた数字であるという。マクラーレンではコロナウイルスの影響による操業停止を続けていたが、現在スピードテールを含む各モデルの生産を再開しており、順次完成車両のデリバリーを行っていく予定だ。

(webCG)

関連キーワード:
スピードテール, マクラーレン, 自動車ニュース

マクラーレン の中古車
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • フェラーリ・ローマ(FR/8AT)【試乗記】 2020.11.18 試乗記 近年のフェラーリとは大きくイメージの異なる、エレガントで女性的なデザインをまとう新型4シーター「ローマ」。果たして、どんな走りが味わえるのか? 紅葉まっさかりの日本の道で、美しき跳ね馬にむちを入れた。
  • マクラーレン765LT 2020.11.5 画像・写真 マクラーレンが「765LT」を日本で公開。「720S」をベースとした高性能バージョンで、4リッターV8ターボエンジンは最高出力765PS、最大トルク800N・mを発生。0-100km/h加速は2.8秒という動力性能を誇る。新たなスーパースポーツモデルの姿を、写真で紹介する。
  • マクラーレン540Cクーペ(MR/7AT)【試乗記】 2016.9.5 試乗記 マクラーレンの最新モデルにして、そのラインナップにおけるエントリーモデルの役割を担う「540C」。フェラーリともランボルギーニとも、ポルシェとも一味ちがう、英国のスポーツカーならではのドライブフィールに触れた。
  • マクラーレン・セナ 2018.2.13 画像・写真 英マクラーレンはジュネーブショー2018で“アルティメットシリーズ”の最新作「セナ」を発表する。800psの4リッターV8ツインターボエンジン搭載。500台の限定車で、車両価格は67万5000ポンド(約1億0100万円)。その姿を画像で紹介する。
  • マクラーレン720Sラグジュアリー(MR/7AT)【試乗記】 2018.1.23 試乗記 最新のカーボンファイバーシャシーや最高出力720psのターボエンジンが与えられた、マクラーレンの中核モデル「720S」に試乗。歴代のマクラーレンを含む、さまざまなスーパースポーツに接してきた清水草一が、その実力を報告する。
ホームへ戻る