新型ミドシップスーパーカー「マクラーレンGT」が日本デビュー

2019.06.20 自動車ニュース
マクラーレンGT
マクラーレンGT拡大

英マクラーレン・オートモーティブは2019年6月20日、東京・渋谷の「jing」においてニューモデル「マクラーレンGT」を日本で初披露した。同モデルは、快適性や利便性を重視するという新機軸を打ち出したスーパーカーである。

「マクラーレンGT」の発表イベントに登壇したマクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社代表の正本嘉宏氏(左)と、マクラーレン・オートモーティブのチーフデザイナーであるゴラン・オズボルト氏(右)。
「マクラーレンGT」の発表イベントに登壇したマクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社代表の正本嘉宏氏(左)と、マクラーレン・オートモーティブのチーフデザイナーであるゴラン・オズボルト氏(右)。拡大
「マクラーレンGT」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4683×2045×1213mm、ホイールベース=2675mm。
「マクラーレンGT」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4683×2045×1213mm、ホイールベース=2675mm。拡大
発表会のステージに展示された「マクラーレンGT」は右ハンドル仕様。メーターパネルには12.3インチの液晶ディスプレイを使用し、センターコンソールには衛星ナビやBluetoothでの電話接続、メディアストリーミングなどの車内機能をコントロールする7インチの液晶ディスプレイを設置している。
発表会のステージに展示された「マクラーレンGT」は右ハンドル仕様。メーターパネルには12.3インチの液晶ディスプレイを使用し、センターコンソールには衛星ナビやBluetoothでの電話接続、メディアストリーミングなどの車内機能をコントロールする7インチの液晶ディスプレイを設置している。拡大
エンジン上部は、容量420リッターの荷室になっている。ガラス張りのリアゲートはルーフ近くにヒンジがあり、後方から前方に向けて開く。ソフトクローズ機能を採用しているほか、オプションで電動式ゲートも選択できる。
エンジン上部は、容量420リッターの荷室になっている。ガラス張りのリアゲートはルーフ近くにヒンジがあり、後方から前方に向けて開く。ソフトクローズ機能を採用しているほか、オプションで電動式ゲートも選択できる。拡大
フロントボンネット下には、容量150リッターの荷室を備えている。前後合わせて「マクラーレンGT」の荷室容量は570リッターにも及ぶ。
フロントボンネット下には、容量150リッターの荷室を備えている。前後合わせて「マクラーレンGT」の荷室容量は570リッターにも及ぶ。拡大
LEDテールライトはシンプルな横一文字のデザイン。ボディー後端は小さなリアスポイラー形状になっている。
LEDテールライトはシンプルな横一文字のデザイン。ボディー後端は小さなリアスポイラー形状になっている。拡大
有機的なデザインを採用する「720S」などとは異なり、リアフェンダーに大型のエアインテークを備える「GT」。エクステリアデザインは、先に登場した3座ミドシップモデルの「スピードテール」の流れをくむものだとマクラーレンは説明している。
有機的なデザインを採用する「720S」などとは異なり、リアフェンダーに大型のエアインテークを備える「GT」。エクステリアデザインは、先に登場した3座ミドシップモデルの「スピードテール」の流れをくむものだとマクラーレンは説明している。拡大

いわば“マクラーレン第4のシリーズ”

今回、マクラーレンGT発表イベントに登壇したマクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社代表の正本嘉宏氏は、マクラーレンGTを「これまでのスーパーカーのセオリーを変え、古典的なGT=グランドツアラーの概念を再定義するもの」と紹介。同時に、日本における同社の近況について、2018年度の販売実績が全世界3位となり、2019年は対前年比64%アップの売り上げで推移していること、そして今年5月には国内累計販売台数が1000台に達したことを紹介した。

その後、ステージ上でマクラーレンGTがアンベール。続いて登壇したのは2017年にマクラーレンのチーフデザイナーとなったゴラン・オズボルト氏だった。オズボルト氏は今回日本デビューを果たしたマクラーレンGTのほか、106台が限定生産される最高速度403km/hを誇る「スピードテール」のデザインも手掛けた人物である。

オズボルト氏によれば、マクラーレンGTは将来的に、現行ラインナップであるスポーツシリーズ、スーパーシリーズ、アルティメットシリーズに並ぶ新シリーズの嚆矢(こうし)となる存在であるという。ただし、「社内的にはまだ前述した3つのシリーズで採用しているような(マクラーレンGTが属する)具体的なシリーズ名称を公表するタイミングにはなく、今後マクラーレンGTの開発コンセプトを受け継ぐような姉妹車が誕生した際に、第4のシリーズ名が明らかにされるだろう」と語った。

どのスーパーカーよりも快適で簡便

マクラーレンGTは、スピードテールで用いられた新しいデザインキューを採用した第2弾といえる存在。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4683×2045×1213mm、ホイールベース=2675mmとなり、特にこの全長は、これまで市販されてきた3つのシリーズのどのモデルよりも長く、限定モデルのスピードテールに次ぐものになっている。

「モノセルII-T」と呼ばれるカーボンモノコックシェルを採用し、リアミドにM840TEとの型式名で呼ばれる最高出力620ps、最大トルク630Nmの4リッターV8ツインターボを搭載。ボディー外板および各部にはカーボンファイバーやアルミニウムを使用し、ライバル車よりも200kg以上軽量となる1530kgに車重が抑えられているという。

特徴的なのは、0-100km/h加速3.2秒、0-200km/h加速9.0秒、最高速度326km/hというパフォーマンスを掲げながら、GT(グランドツアラー)の車名が示すように、同社の既存モデルよりも向上させたという快適性と利便性である。

「日常走行時における歩道やバンプの乗り越えの気遣いを少なくするため、フロントスポイラーの下端位置を引き上げ、アプローチアングルは10度(車両リフトシステムの作動時は13度)を確保し、同時に最低地上高も110mm(車両リフトシステムの作動時は130mm)と高く設定。街中で極めて使いやすくデザインしました」とオズボルト氏は説明する。一般的なセダンと同様の地上高になる「リフト」モードも用意しているという。

さらにマクラーレンGTでは、エンジンルーム上部に容量420リッターの後部荷室と、フロントボンネット下に容量150リッターの前部荷室を用意。オズボルト氏は「スーパーカーとして最大級といえる計570リッターの荷室や、乗降のしやすいキャビン設計などで日常使いができる利便性を確保しています」と、他ブランドのライバル車との違いを強調した。

価格は2645万円から(納車予定が2019年10月以降となるため消費税10%を想定した価格)。すでに日本でも受注を行っており、デリバリー開始は2019年末を予定している。

(webCG)

関連キーワード:
スピードテール, GT, マクラーレン, 自動車ニュース

マクラーレン の中古車
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • マクラーレン・スピードテール 2020.9.14 画像・写真 マクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社が「マクラーレン・スピードテール」を日本で初披露した。マクラーレンの市販車史上最速となる403km/hの最高速度を誇るハイパーカーの詳細を写真で紹介する。
  • メルセデス・ベンツEQA250(FWD)【試乗記】 2021.5.31 試乗記 電気自動車のラインナップ強化にいそしむメルセデス・ベンツから、コンパクトSUVタイプの新型車「EQA」が登場。取り回しのしやすさや、デイリーユースでの使い勝手のよさなどがうたわれるニューモデルの仕上がりを報告する。
  • フェラーリ・ポルトフィーノM(FR/8AT)【試乗記】 2021.5.21 試乗記 今や少数派となったリトラクタブルハードトップを採用する2+2シーター「フェラーリ・ポルトフィーノM」に試乗。マラネッロの開発陣が磨きをかけたパワートレインやシャシーの仕上がりを中心に、先代「ポルトフィーノ」からの進化を探ってみた。
  • アウディRS Q3スポーツバック(4WD/7AT)【試乗記】 2021.5.15 試乗記 アウディスポーツが手がけたハイパフォーマンスクーペSUV「RS Q3スポーツバック」に試乗。開発にはモータースポーツでの知見を生かし、さらにサーキットで鍛え上げたというその走りを、ロングドライブに連れ出し味わってみた。
  • フェラーリ812GTS(FR/7AT)【試乗記】 2021.6.11 試乗記 フェラーリのフラッグシップオープンスポーツ「812GTS」に試乗。最高出力800PSを誇る伝統のV12エンジンと、ワンタッチで開閉可能なリトラクタブルハードトップが織りなすオープンエアモータリングを、新緑のワインディングロードで味わった。
ホームへ戻る