ハーレーダビッドソンの電動バイク「ライブワイヤー」上陸 予約販売の受け付けがスタート

2020.12.03 自動車ニュース webCG 編集部
ハーレーダビッドソン・ライブワイヤー
ハーレーダビッドソン・ライブワイヤー拡大

ハーレーダビッドソン ジャパンは2020年12月3日、量産型電動バイク「ライブワイヤー」の国内導入を発表。同日、予約販売の受け付けを開始した。デリバリーは2021年の2月ごろに始まる見込み。

車体色は「オレンジヒューズ」「ビビッドブラック」の2色展開となる。
車体色は「オレンジヒューズ」「ビビッドブラック」の2色展開となる。拡大
車体中央の黒いかたまりは駆動用の高電圧バッテリー。
車体中央の黒いかたまりは駆動用の高電圧バッテリー。拡大
ホイールのサイズは前後とも17インチ。ミシュランの「スコーチャー スポーツ」タイヤが組み合わされる。
ホイールのサイズは前後とも17インチ。ミシュランの「スコーチャー スポーツ」タイヤが組み合わされる。拡大
ヘッドランプ周辺にはビキニカウルタイプのカバーが装着される。
ヘッドランプ周辺にはビキニカウルタイプのカバーが装着される。拡大
ガソリンエンジン車の燃料タンクにあたる部分には普通充電の給電口が、シート下には高速充電の給電口がレイアウトされている。
ガソリンエンジン車の燃料タンクにあたる部分には普通充電の給電口が、シート下には高速充電の給電口がレイアウトされている。拡大
国内でのデリバリーは年明け。2021年の2月ごろに始められる。
国内でのデリバリーは年明け。2021年の2月ごろに始められる。拡大

老舗がつくった先進のバイク

ライブワイヤーは、ハーレーダビッドソン初の電動モデル。2018年に市販モデルが世界初公開され、2019年には、日本に先駆け米・欧で発売された。同ブランドの電動バイクのフラッグシップという位置づけで、モーター駆動により異次元の走りを提供するとうたわれている。

今回公表された日本仕様車の車体サイズは、全長が2135mmでシート高が795mm。車重は255kg。前後ともサスペンションはショーワ製で、ブレーキはブレンボ製のものが採用されている。

5ピースで構成されるフレームに抱かれるのは、大排気量のガソリンエンジンではなく容量15.5kWhのリチウムイオンバッテリー。その下方、車体の下端には最高出力102PS(75kW)、最大トルク114N・m(11.6kgf・m)を発生する電気モーターがマウントされている。変速機は備わらない。

このパワーユニットにより、ライブワイヤーは0-100km/h加速約3秒というパフォーマンスを実現。7種類の走行モード(スポーツ、ロード、レンジ、レイン、カスタム3種類)を切り替え、乗り味をアレンジすることも可能となっている。

満充電時の最長航続距離は、市街地用のモードでおよそ235km、高速道路での使用においては152kmと伝えられる。バッテリーチャージについては普通充電とCHAdeMO規格の高速充電に対応しており、200Vの普通充電ではおよそ12.5時間で残量ゼロからの満充電が可能。CHAdeMOではおよそ40分で80%、1時間ほどで100%チャージできる。

バッテリーには、5年間の保証(走行距離無制限)が付帯する。 車両本体にも3年の保証が付いている。

日本仕様車の価格は、349万3600円。車体色は「オレンジヒューズ」と「ビビッドブラック」がラインナップされる。

排気量という概念はないが、日本国内のライディングには大型自動二輪車免許または大型自動二輪車免許(AT限定)が必要。一方、車検については小排気量バイクと同様、不用となっている。

(webCG)

◆フォトギャラリー:「ハーレーダビッドソン・ライブワイヤー」発表会の会場から

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