【F1 2020】最終戦でようやく奪還 フェルスタッペンの遅すぎた2勝目

2020.12.14 自動車ニュース
F1最終戦アブダビGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真)。8月の第5戦70周年記念GP以来となる、今シーズン2勝目を飾った。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
F1最終戦アブダビGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真)。8月の第5戦70周年記念GP以来となる、今シーズン2勝目を飾った。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)拡大

2020年12月13日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1世界選手権第17戦アブダビGP。メルセデスとルイス・ハミルトンが席巻したシーズンは、レッドブルとマックス・フェルスタッペンの力強い走りで締めくくられた。

過去16戦でトップ3グリッドにつくこと13回、ポールは0だったフェルスタッペン(写真)。ほぼ定位置となった、メルセデス勢に次ぐ3位の会見席に「ここには座り慣れている。名札が貼ってあるんじゃない?」とジョークを飛ばすほどだったが、最終戦では見事ポール奪取に成功。2019年ブラジルGPに次ぐ自身3度目の予選P1となった。レースではスタートからゴールまでトップを一度も譲ることなく完勝。ドライバーズチャンピオンシップではバルテリ・ボッタスに9点届かず3位となったが、来季に望みをつなげるいい結果で一年を終えることができた。チームメイトのアレクサンダー・アルボンも予選5位から早々に4位に上がり、表彰台まであと1.5秒というところまで追い上げることができた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
過去16戦でトップ3グリッドにつくこと13回、ポールは0だったフェルスタッペン(写真)。ほぼ定位置となった、メルセデス勢に次ぐ3位の会見席に「ここには座り慣れている。名札が貼ってあるんじゃない?」とジョークを飛ばすほどだったが、最終戦では見事ポール奪取に成功。2019年ブラジルGPに次ぐ自身3度目の予選P1となった。レースではスタートからゴールまでトップを一度も譲ることなく完勝。ドライバーズチャンピオンシップではバルテリ・ボッタスに9点届かず3位となったが、来季に望みをつなげるいい結果で一年を終えることができた。チームメイトのアレクサンダー・アルボンも予選5位から早々に4位に上がり、表彰台まであと1.5秒というところまで追い上げることができた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)拡大
前戦サキールGPで、欠場したルイス・ハミルトンの代役だったジョージ・ラッセルにお株を奪われてしまったボッタス(写真)は、自信回復のためにも最終戦をいい調子で終えたかった。チームとしても来季も残留するボッタスがスランプに陥っては困る。メルセデスのトト・ウォルフ代表は「みんなついてるぞ」と無線で応援。向かった予選では暫定1位となるも最後にフェルスタッペンに先を越され僅差でポールを逃し、今季9回目の2番グリッドとなった。レースでは2位をキープするも、メルセデスはパワーユニット、特に「MGU-K 」の信頼性に不安を抱えており、王者チームのキレのある走りは見られず。レースもチャンピオンシップも2位で終えることとなった。(Photo=Mercedes)
前戦サキールGPで、欠場したルイス・ハミルトンの代役だったジョージ・ラッセルにお株を奪われてしまったボッタス(写真)は、自信回復のためにも最終戦をいい調子で終えたかった。チームとしても来季も残留するボッタスがスランプに陥っては困る。メルセデスのトト・ウォルフ代表は「みんなついてるぞ」と無線で応援。向かった予選では暫定1位となるも最後にフェルスタッペンに先を越され僅差でポールを逃し、今季9回目の2番グリッドとなった。レースでは2位をキープするも、メルセデスはパワーユニット、特に「MGU-K 」の信頼性に不安を抱えており、王者チームのキレのある走りは見られず。レースもチャンピオンシップも2位で終えることとなった。(Photo=Mercedes)拡大

ハミルトンが復帰 ラッセルはウィリアムズに戻る

新型コロナウイルスで陽性となり、1週間前の前戦サキールGPを欠場したルイス・ハミルトンの最終戦出場は、レースウイークが目前に迫った木曜日、陰性の結果をもってようやくゴーサインが出た。ホテルでの隔離生活中には軽い症状があったというが、短期間で回復できたことは幸いだった。

しかし一方で、「ジョージ・ラッセルにもう一回チャンスを与えたかった」というファンの声も十分に理解できるものだった。サキールGPで急きょハミルトンの代役を務めたこのメルセデス系の若手有望株は、僅差の予選2位からスタートしトップを奪うと、先輩格のバルテリ・ボッタスを相手に堂々首位をキープ。初優勝が見えかけたもののメルセデスのタイヤ交換ミスとパンクで9位という残念な結果に終わっていた。アブダビGPがその雪辱戦とはならず、再び下位のウィリアムズに戻ることとなったラッセルだったが、そのポテンシャルを世界中に披露できたことは、彼の今後のキャリア(と、メルセデス首脳陣のプラン)に大きな影響を及ぼすに違いないだろう。

コロナ禍でスケジュールが大きく変わり、3連続のトリプルヘッダーや同じコースでの2連戦、F1初開催コースや久々のカムバックとなったサーキットと、イレギュラー尽くしとなった2020年シーズンも、この17戦目で終わり。ドライバーズランキング2位のボッタスは、16点差のマックス・フェルスタッペンの追撃をかわせたのか? コンストラクターズランキング3位のレーシングポイント対4位のマクラーレンという、10点を挟んだ“中堅ナンバーワン”の争いはどう決着したのか?

新型コロナウイルスの陽性反応でキャリア初欠場、10日間の自己隔離を経験したハミルトン(写真)。陰性で最終戦にギリギリ間に合ったものの、初日はブレーキペダルやクラッチのトラブルに見舞われ、また予選では今季ドライセッションでは最悪となる3位に。体調が戻らないなかでのレースは3位のままチェッカードフラッグを受け、7冠を達成したシーズンを終えた。(Photo=Mercedes)
新型コロナウイルスの陽性反応でキャリア初欠場、10日間の自己隔離を経験したハミルトン(写真)。陰性で最終戦にギリギリ間に合ったものの、初日はブレーキペダルやクラッチのトラブルに見舞われ、また予選では今季ドライセッションでは最悪となる3位に。体調が戻らないなかでのレースは3位のままチェッカードフラッグを受け、7冠を達成したシーズンを終えた。(Photo=Mercedes)拡大
コンストラクターズランキング4位で最終戦を迎えたマクラーレンは、予選でランド・ノリス(写真)4位、カルロス・サインツJr.6位とまたとない好位置を獲得。10点差でランキング3位のレーシングポイント勢を後ろに従えて臨んだレースでもノリス5位、サインツJr.6位とダブル入賞を果たし、見事ランキング3位の座を奪い返した。なおマクラーレンは、F1チームの株式の一部をアメリカのスポーツ投資家グループに売却すると発表。新型コロナウイルスの影響で経営基盤が揺らぐなか、新たな投資家を招いて資金力を高め、来季以降にさらなる上位を目指す環境を整えた。(Photo=McLaren)
コンストラクターズランキング4位で最終戦を迎えたマクラーレンは、予選でランド・ノリス(写真)4位、カルロス・サインツJr.6位とまたとない好位置を獲得。10点差でランキング3位のレーシングポイント勢を後ろに従えて臨んだレースでもノリス5位、サインツJr.6位とダブル入賞を果たし、見事ランキング3位の座を奪い返した。なおマクラーレンは、F1チームの株式の一部をアメリカのスポーツ投資家グループに売却すると発表。新型コロナウイルスの影響で経営基盤が揺らぐなか、新たな投資家を招いて資金力を高め、来季以降にさらなる上位を目指す環境を整えた。(Photo=McLaren)拡大

最後の大逆転 フェルスタッペンが今季初ポール

サキールGPではGP2年目のラッセルにお株を奪われ、赤っ恥をかいてしまった8年目のボッタス。シーズン後半に入りパンクなどの不運も続いていた彼は、自らをリセットするためSNSやメディアの閲覧をやめ、集中力を高め最終戦に臨んだ。

チーム代表のトト・ウォルフから、セッション中では異例ともいえる“声援”をかけられて予選Q3に入ったボッタスは、最初のアタックでトップ。2度目のラップでもハミルトンのタイムを0.061秒上回り、起死回生の予選P1になるかと思われた。しかし喜びもつかの間、フェルスタッペンが渾身(こんしん)の一発を決めてしまいポールを奪い去ってしまった。レッドブルのエースにとっては今季初、通算3回目のポール。パワーユニットとしては、過去16戦すべてでポールを取っていたメルセデス勢に、ホンダがストップをかけたかっこうとなった。

ボッタスは0.025秒差で2位、ハミルトンは0.086秒差で3位と、今季おなじみとなったトップ3のドライバーはいずれも接戦状態だった。

最終戦でランキング3位を取り戻したいマクラーレンは、ランド・ノリス4位、カルロス・サインツJr.は6位と好位置につけた。一方3位を守りたいレーシングポイントは、ランス・ストロールが8位、前戦ウィナーのセルジオ・ペレスはパワーユニット交換で19番グリッドと大きなハンディを背負った。

レッドブルのアレクサンダー・アルボンは5位、過去5戦で4回Q3進出を果たしたアルファタウリのダニール・クビアトは7位。予選9位だったフェラーリのシャルル・ルクレールは、前戦での接触のペナルティーで3グリッド降格し、アルファタウリのピエール・ガスリーが9番グリッド、ルノーのエステバン・オコンは10番グリッドにそれぞれ繰り上がった。

前戦サキールGPで劇的初優勝を遂げたセルジオ・ペレス(写真左)は、アブダビGPがレーシングポイントでの最後のレース。パワーユニット交換で19番グリッドに降格とハンディを負ってスタートするも、不運にもメカニカルトラブルで10周目にリタイアとなり有終の美を飾れず。残ったランス・ストロールは10位入賞で1点しかポイントを追加できず、チームはコンストラクターズランキング3位をマクラーレンに奪われてしまった。来季はアストンマーティンの名を背負っての再出発。チームを追い出されるかっこうのペレスは、まだ2021年のシートを見つけられていない。(Photo=Racing Point)
前戦サキールGPで劇的初優勝を遂げたセルジオ・ペレス(写真左)は、アブダビGPがレーシングポイントでの最後のレース。パワーユニット交換で19番グリッドに降格とハンディを負ってスタートするも、不運にもメカニカルトラブルで10周目にリタイアとなり有終の美を飾れず。残ったランス・ストロールは10位入賞で1点しかポイントを追加できず、チームはコンストラクターズランキング3位をマクラーレンに奪われてしまった。来季はアストンマーティンの名を背負っての再出発。チームを追い出されるかっこうのペレスは、まだ2021年のシートを見つけられていない。(Photo=Racing Point)拡大
2021年にチーム名をアルピーヌに変えるルノー。イエロー&ブラックのカラーリングもこれで見納め。さらにマクラーレンへ移籍するダニエル・リカルド(写真)にとっても、このチームで戦うのは最後だった。そのリカルドは予選ではQ2敗退し11番グリッド、チームメイトで前戦2位表彰台となったエステバン・オコンは、シャルル・ルクレールのペナルティーで繰り上がり10番グリッドと、2台とも中団に埋もれた。レースでは、リカルドがハードで第1スティントを40周まで引っ張り7位、オコンは9位でゴール。チームはコンストラクターズランキング5位で2020年シーズンを終えた。(Photo=Renault Sport)
2021年にチーム名をアルピーヌに変えるルノー。イエロー&ブラックのカラーリングもこれで見納め。さらにマクラーレンへ移籍するダニエル・リカルド(写真)にとっても、このチームで戦うのは最後だった。そのリカルドは予選ではQ2敗退し11番グリッド、チームメイトで前戦2位表彰台となったエステバン・オコンは、シャルル・ルクレールのペナルティーで繰り上がり10番グリッドと、2台とも中団に埋もれた。レースでは、リカルドがハードで第1スティントを40周まで引っ張り7位、オコンは9位でゴール。チームはコンストラクターズランキング5位で2020年シーズンを終えた。(Photo=Renault Sport)拡大

フェルスタッペンが好発進で首位キープ

先頭からのスタート、しかも病み上がりのハミルトンは本調子ではなく、さらにメルセデスのパワーユニットは「MGU-K 」の懸念からパワーダウンを余儀なくされるなど、フェルスタッペンにはレース前から好条件がそろっていた。

実際、55周のトワイライトレースは、最初からレッドブルが優位に進め始める。各車順当にスタートを切り、1位フェルスタッペン、2位ボッタス、3位ハミルトン、4位ノリス、5位アルボンと、トップ5はグリッド順でオープニングラップ終了。6周目にノリスを攻略しアルボンが4位に上がると、レッドブルがメルセデスをサンドイッチするフォーメーションはゴールまで続くことになる。

コンストラクターズランキングの3位争いは、10周目に決定的な出来事を迎える。後方から追い上げていたペレスのマシンにトラブルが発生し、レーシングポイントは1台がリタイアするという緊急事態に陥ったのだ。

このタイミングでバーチャルセーフティーカーが出て、各車が続々とピットに入りタイヤをハードに交換、このままゴールまで走り切れる算段となった。上位に順位変動はなく、1位フェルスタッペン、2位ボッタス、3位ハミルトン、4位アルボンのまま。ペレスのマシン撤去に時間がかかったためセーフティーカーに変更され、13周まで徐行が続いた。

アルファタウリは、ダニール・クビアトが最後の5戦で4回目のQ3進出を果たし7番グリッド。ピエール・ガスリー(写真)はルクレールの降格ペナルティーで9番グリッドを獲得。惜しくもクビアトは入賞圏外の11位でチェッカードフラッグを受けるも、ガスリーは8位に入りポイントを獲得した。チームの戦績は、コンストラクターズランキング7位だった。なおアブダビGP後の若手ドライバーテストには、レッドブルとホンダのジュニアドライバーであり今季F2で3位に終わった角田裕毅が参加する予定。角田は来季はクビアトに代わり、アルファタウリ加入するのではとみられている。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
アルファタウリは、ダニール・クビアトが最後の5戦で4回目のQ3進出を果たし7番グリッド。ピエール・ガスリー(写真)はルクレールの降格ペナルティーで9番グリッドを獲得。惜しくもクビアトは入賞圏外の11位でチェッカードフラッグを受けるも、ガスリーは8位に入りポイントを獲得した。チームの戦績は、コンストラクターズランキング7位だった。なおアブダビGP後の若手ドライバーテストには、レッドブルとホンダのジュニアドライバーであり今季F2で3位に終わった角田裕毅が参加する予定。角田は来季はクビアトに代わり、アルファタウリ加入するのではとみられている。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)拡大
6年間在籍したフェラーリでの最後のレースを迎えたセバスチャン・ベッテル(写真)。スクーデリアの今季型マシンは明らかな失敗作だったが、僚友ルクレールとの差もまた歴然としたものだった。アブダビGPの予選では13戦連続でQ2止まりの13位、ルクレールはQ3進出の9位ながら前戦の接触のペナルティーで3グリッド降格の12番グリッド。2台の赤いマシンは、バーチャルセーフティーカーのタイミングでタイヤを交換せず、その後ズルズルと後退し、ルクレール13位、ベッテル14位と寂しい結果で最終戦を終えた。チームは昨季までの3強のポジションから脱落、ランキング6位というふがいない戦績しか残せなかった。なおフェラーリは、ルイス・カミッレーリCEOが突然の退任を発表。F1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは体調不良で急きょ帰国と、首脳陣に心配な動きがあった。(Photo=Ferrari)
6年間在籍したフェラーリでの最後のレースを迎えたセバスチャン・ベッテル(写真)。スクーデリアの今季型マシンは明らかな失敗作だったが、僚友ルクレールとの差もまた歴然としたものだった。アブダビGPの予選では13戦連続でQ2止まりの13位、ルクレールはQ3進出の9位ながら前戦の接触のペナルティーで3グリッド降格の12番グリッド。2台の赤いマシンは、バーチャルセーフティーカーのタイミングでタイヤを交換せず、その後ズルズルと後退し、ルクレール13位、ベッテル14位と寂しい結果で最終戦を終えた。チームは昨季までの3強のポジションから脱落、ランキング6位というふがいない戦績しか残せなかった。なおフェラーリは、ルイス・カミッレーリCEOが突然の退任を発表。F1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは体調不良で急きょ帰国と、首脳陣に心配な動きがあった。(Photo=Ferrari)拡大
前戦サキールGPでは、欠場のハミルトンの代役を務め、予選2位から堂々トップを快走、チームのタイヤ交換ミスとパンクで夢の初優勝を逃したジョージ・ラッセル(写真)。最下位チーム、ウィリアムズに戻っての最終戦は、16番グリッドから15位完走と厳しいものとなったが、1週間前に披露した高いポテンシャルは、後々のキャリアにいい影響を与えるはずである。(Photo=Williams)
前戦サキールGPでは、欠場のハミルトンの代役を務め、予選2位から堂々トップを快走、チームのタイヤ交換ミスとパンクで夢の初優勝を逃したジョージ・ラッセル(写真)。最下位チーム、ウィリアムズに戻っての最終戦は、16番グリッドから15位完走と厳しいものとなったが、1週間前に披露した高いポテンシャルは、後々のキャリアにいい影響を与えるはずである。(Photo=Williams)拡大

完勝のフェルスタッペンの遅すぎた2勝目

レースが再開すると、フェルスタッペンはスタート直後と同じように軽快なペースで再びリードを広げ、20周して3.4秒、25周時点で5秒、30周を過ぎると7秒と順調にマージンを築いていった。

一方、2位ボッタスと3位ハミルトンは2~3秒台をキープしつつ、どちらも一向にレッドブルに牙をむくようなそぶりは見せない。そればかりか、残り10周あたりから4位アルボンが少しずつ差を詰めてきて、5秒あった間隔は4秒、3秒、2秒とゴールが近づくにつれ縮まってきた。しかし、アルボンにとっては時間が足らなかったようで、最終的に1.5秒差でチェッカードフラッグを受けることとなった。

ファステストラップは最後にリカルドに奪われたものの、一度もトップを譲らずポールから完勝。フェルスタッペンは、イギリス・シルバーストーンで行われた8月の第5戦70周年記念GP以来となる今シーズン2勝目を記録し有終の美を飾った。2位のボッタス、3位のハミルトンとも「今日のレッドブルは速すぎた」と語っており、表彰台間近まで迫ったアルボンにも称賛を送っていたほどだった。

フェルスタッペンの今季の表彰台はこれで11回目。優勝2回、2位6回、3位3回と、頂点は近いようで遠く、予選を含め2~3位がほぼ定位置となり、だいたいいつも最上段には、今シーズン11勝したハミルトンが立っていたことになる。

われわれがシーズンを通して見たかったコンペティションのかたちは、真っ向勝負で勝ち負けが分かれるような、手に汗握るスリリングなものだったはず。その意味で、ようやく2勝目を手にしたレッドブルの覚醒は遅すぎたと言っていいだろう。

最後まで白熱したコンストラクターズランキング3位争奪戦は、ノリスが5位、サインツJr.は6位でフィニッシュし、マクラーレンが3位奪還に成功した。来シーズンは、ぜひトップ争いでもそんなレースを見てみたいものである。

(文=bg)

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