英ジャガー・ランドローバーが新グローバル戦略を発表 ジャガーは2025年からピュアEVブランドに
2021.02.16 自動車ニュース![]() |
英ジャガー・ランドローバーは2021年2月15日(現地時間)、ジャガーおよびランドローバーブランドに関する新グローバル戦略「Reimagine(リマジネ)」を発表した。
2039年までにCO2排出量をゼロに
ジャガーおよびランドローバーはデザインによるモダンラグジュアリーの未来を再構築することを宣言。Reimagineに沿ってラグジュアリービジネスの新たなベンチマークを生み出すことをもくろむ。
計画の中心となるのは両ブランドの電動化だ。ランドローバーブランドは「レンジローバー」「ディスカバリー」「ディフェンダー」の3つのファミリーを通じてラグジュアリーSUVブランドのリーダーであり続けるため、今後5年間で6種類のピュア電気自動車(EV)を導入。最初の一台は2024年に登場する予定だ。
一方のジャガーは2025年から純粋なEVのみをラインナップするブランドへと生まれ変わる。このプランにはかねて発表されていた「ジャガーXJ」の後継となるEVは含まれておらず、モデル名が残る可能性はあるものの、ブランドとして独自の可能性を追求していくという。
2030年までに両ブランドのラインナップはすべて電動化される見込みであり、それまでにはピュアEVブランドとなるジャガーの100%は当然ながら、ランドローバーブランドで販売される60%のクルマに「ゼロテールパイプパワートレイン(排ガスの出ないパワートレイン)」が搭載されるだろうというのがジャガー・ランドローバーの見立てだ。
こうした行動を通じて、2039年までにサプライチェーンと製品、オペレーションを含めたCO2排出量ゼロを目指す。その一環として燃料電池車の開発も進行しており、今後1年半以内にプロトタイプが英国の道路に姿を見せる予定だという。
電動化を進めるにあたりランドローバー向けには2つの新たなプラットフォームを用意する。先にデビューするModular Longitudinal Architecture(MLA)は電動機能付きの内燃機関とフル電動パワートレインの両方に対応。一方のElectric Modular Architecture(EMA)はフル電動パワートレインの搭載を基本に、高度に電動化された内燃機関の搭載にも対応する。
ピュアEVブランドとなるジャガー向けには純粋なEVアーキテクチャーを用意する。
(webCG)
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