ブリヂストンがスタッドレスタイヤの新商品「ブリザックVRX3」を発表
2021.07.15 自動車ニュース![]() |
ブリヂストンは2021年7月15日、スタッドレスタイヤの新商品「ブリザックVRX3」を発表した。全111種類をラインナップし、同年9月1日から順次販売を開始する。
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ブリザックは1988年に誕生したブリヂストンを代表する冬用タイヤブランド。デビュー以来30年以上にわたり、綿々と進化を続けてきた。北海道・北東北の主要5都市におけるブリザックブランドタイヤの装着率は実に46.2%にのぼり、これらの都市においては20年連続で「装着率No.1のスタッドレスタイヤ」となっている。さらに北海道・札幌のタクシー装着率は69.5%に達するという(2020年2月の調査時)。
今回のブリザックVRX3は、従来商品「ブリザックVRX2」の後継にあたる。「氷上性能の大幅向上やライフ性能、効き持ちの向上を実現した新次元のプレミアムブリザック」をコンセプトに開発。2世代分、約8年に相当する進化を遂げたと説明されている。
ブリヂストンのスタッドレスタイヤを支える独自技術である発泡ゴムは、従来にない新たな発想で開発された「フレキシブル発泡ゴム」に進化。滑りの原因となる氷上の水膜を除去する発泡の形状を、従来の球状から楕円(だえん)形に変更し、毛細管現象により吸水力を向上させたという。
さらに“突起付きブロック”や“端止めサイプ”などを用いた新トレッドパターンを採用することで、従来品に対し氷上でのブレーキ性能が20%向上。トレッド変形の抑制と接地圧の均一化も図り、摩耗ライフを17%向上させている。また、ゴムの経年による硬化を抑制する、オイルより分子量の高い新素材「ロングステイブルポリマー」を配合。発泡ゴムの柔らかさをより長く持続させる、効き持ち=性能の持続性向上がうたわれている。
ブリザックVRX3の発表会において商品概要を説明したブリヂストンの常務役員製品開発管掌・草野亜季夫氏は「新品での高い氷上性能は従来商品であるブリザックVRX2よりも120%アップし、さらに使用開始から4年たっても従来型の新品時以上に効く」とコメント。断トツの氷上性能に自信をのぞかせた。
サイズは135/80R12から285/35R20まで。軽自動車やコンパクトカー、ミニバンまでと装着想定車種は幅広い。価格は9460円から11万7150円。
(webCG)
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