BMWが2代目「4シリーズ グランクーペ」を発売 ミドルクラスの5ドアクーペが新型に
2021.07.16 自動車ニュース![]() |
BMWジャパンは2021年7月16日、新型「4シリーズ グランクーペ」の国内導入を発表。同日、販売を開始した。納車時期は同年9月以降を予定している。
クーペのダイナミズムと5ドア車の機能性を融合
BMW 4シリーズ グランクーペは、「4シリーズ クーペ」のダイナミックなデザインや運動性能と、5ドアならではの機能性を併せ持つ、ミドルクラスの5ドアクーペである。今回発表された新型は2代目のモデルにあたり、「4シリーズ クーペ」「4シリーズ コンバーチブル」に続いてフルモデルチェンジを受け、新世代へ移行することとなった。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4785×1850×1450mm、ホイールベース=2855mm。エクステリアデザインは、5ドアであること以外は他の4シリーズに準じており、フロントマスクには縦型の巨大なキドニーグリルを、リアにはブラックで縁取りされたL字型のコンビネーションランプを装備している。一方サイドビューでは、FRプラットフォームならではの短いフロントオーバーハングや長いボンネットに加え、一般的なセダンとは一線を画す、AピラーからCピラーへと流れるように続くルーフラインも特徴となっている。
ハイパフォーマンスパージョンのMモデルを除くと、エンジンは最高出力184PS(135kW)/5000-6500rpm、最大トルク300N・m(30.6kgf・m)/1350-4000rpmを発生する2リッター直4ガソリンターボのみ。駆動方式もFRのみの設定で、4WD車の用意はない。シャシーについてはプラットフォームを共有する「3シリーズ」よりダイナミックな走りを実現するため、サスペンション取り付け部やアンダーフレームを強化。ボディーについてはボンネットやエンジンキャリア、さらにエンジンキャリアの接続部にアルミニウムを用いることで、剛性の強化と軽量化を追求。リアセクションのハッチバック化に伴う車体剛性低下を補うため、リアまわりにはブレースを追加している。
予防安全・運転支援システムはBMWのなかでも最新世代のものにアップデートしており、高性能3眼カメラやレーダー、高性能プロセッサーによって高い解析能力を実現した「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。高速道路における渋滞時の疲労を低減する「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」をはじめ、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能、操舵支援機能付きの自動緊急ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを標準装備している。
また、これも標準装備となる「パーキングアシスタント」には、車両が直前に走行した最大50mまでのルートを記憶し、同じルートをバックで正確に戻ることが可能なリバースアシスト機能を搭載。狭い路地で後退を強いられる際などに重宝する。
このほかにも、インフォテインメントシステムなどを操作するインターフェイスには、AI技術を活用した音声コマンド機能「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を搭載。車載通信モジュールによって車両とドライバー(携帯端末)、ネットワークをつなぎ、各種通信サービスを提供する、「BMWコネクテッドドライブ」も採用している。
価格は以下の通り。
- 420iグランクーペ:620万円
- 420iグランクーペMスポーツ:660万円
(webCG)
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