BMWが2021年の実績を発表 2022年はEVの展開に注力

2022.02.16 自動車ニュース webCG 編集部
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2021年の実績と2022年の見通しについて語る、BMWジャパンのクリスチャン・ヴィードマン代表取締役社長。
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BMWジャパンは2022年2月16日、記者会見を開催し、同年の経営戦略について説明した。

2021年のBMWについては、新型「M3」「M4」をはじめとする高性能モデルが売り上げに貢献したという。
2021年のBMWについては、新型「M3」「M4」をはじめとする高性能モデルが売り上げに貢献したという。拡大
この日は「BMW 4シリーズ グランクーペ」をベースとした新型EV「i4」も発表された。
この日は「BMW 4シリーズ グランクーペ」をベースとした新型EV「i4」も発表された。拡大
新型電動スクーター「BMW CE 04」。航続距離は130km。400ccバイク並みの車格でありながら、車検が不要な250ccクラスのモデルとして扱えるのもセリングポイントのひとつ。
新型電動スクーター「BMW CE 04」。航続距離は130km。400ccバイク並みの車格でありながら、車検が不要な250ccクラスのモデルとして扱えるのもセリングポイントのひとつ。拡大
ガソリンエンジン車では、新型「2シリーズ クーペ」が2022年内に導入される見込み。写真は、会場で放映されたプロモーションビデオのひとこま。
ガソリンエンジン車では、新型「2シリーズ クーペ」が2022年内に導入される見込み。写真は、会場で放映されたプロモーションビデオのひとこま。拡大

会見でプレゼンテーションに立ったのは、クリスチャン・ヴィードマン代表取締役社長。まずは2021年を「(コロナ禍の影響が大きいなかで)よく戦ったと思います」と振り返った。その2021年、BMWグループとしては5万4116台(前年比-1792台)を販売し、このうちBMWは3万5905台(同+193台)、MINIは1万8211台(同-1985台)を占めた。二輪部門のBMWモトラッドは5866台で過去最高を記録している。

すでにひと月半が経過した2022年は、「EV」「Mモデル」「ラグジュアリー」を3本柱に据えたビジネスに取り組むと宣言。同時に会場で発表した4ドアクーペのEV「i4」を皮切りにEVの展開に力を入れ、EVのジャンルでのリーダーを目指すと意欲を示した。2022年に導入を予定しているi4以外のEVについては明言されなかったが、これらと並んで充電システムが戦略のキーになると認識しており、急速充電ステーションの拡充にも力を注ぐという。

高性能モデルの象徴たるMについては、2022年が“Mの50周年”にあたることを受け、50周年ロゴ付きの車両を販売する計画。「日本向けのスペシャルイベントも予定しているので大いに期待してほしい」というコメントが聞かれた。

ラグジュアリーの分野も具体的な商品展開は明らかにされなかったものの、「2022年下期には、EVを含むエキサイティングなモデルを投入する」とのことだ。

MINIブランドもまた2022年はメモリアルイヤーで、2002年3月2日に国内での販売がスタートしてから20周年を迎えるため、「ファンの皆さまに対して多くのサプライズを用意する」とのこと。二輪については、BMWモトラッド第2のEVとなる新型電動スクーター「CE 04」を会場で披露した。

ヴィードマン社長は、最後にあらためて「日本と世界における電動車のリーダーとなるべく電動化を進めていきます」と宣言。EVの展開への注力を強調し、会を締めくくった。

(webCG)

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