トヨタが「富士モータースポーツフォレスト」の建設プロジェクトを発表
2022.04.06 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車および富士スピードウェイ、東和不動産の3社は、2022年4月6日、静岡県小山町において「富士モータースポーツフォレスト」の建設プロジェクトを推進すると発表した。
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このプロジェクトは、「モビリティーとモータースポーツの魅力を知り、楽しみ、参加することで、人生をより豊かで幸せなものにしてもらえる“大人の遊び場・社交場”」をテーマに、「未来のモビリティー・モータースポーツの街」を創出しようというもの。
既存の国際サーキット「富士スピードウェイ」を中心に、新たにホテルやミュージアム、レーシングチーム用のガレージといったモータースポーツ文化が楽しめる多彩な施設を建設し、これまで以上に“クルマ愛”を集め、育むことを目的としている。
新施設の概要は以下のとおり。
【富士スピードウェイホテル/富士モータースポーツミュージアム】
「富士スピードウェイホテル」は、「アンバウンド コレクション by Hyatt」ブランドの施設としては国内で初めて開業する施設で、眼前に迫るサーキットビューと富士山ビューを楽しめる客室を有する。トヨタ博物館監修の「富士モータースポーツミュージアム」には、国内外のメーカー各社から提供された、時代を象徴するさまざまなレーシングカーが展示される。
【レーシングチームのガレージが集まるエリア】
オープンなレーシングカー開発スペース。ドライバーやエンジニア、メカニックの動きを間近に見られるようにすることで、クルマ好きの大人だけでなく、子どもたちにとっても忘れられない体験を提供する。ガレージの特別見学ツアーやメーカーファクトリーのイベントなども開催が予定されている。
【温浴施設・レストラン等】
フォレストにおいて、来場者がゆっくりと滞在し、くつろぐことのできる場所として開設。近隣の観光スポットからの帰りにも、気軽に立ち寄り利用してもらうことを想定している。
このうちホテルとミュージアムは、2022年秋にオープンする予定。続いて2023年以降にガレージなどが開業する見込みとなっている。
発表会に出席し各施設について説明したGAZOO Racingカンパニーの佐藤恒治プレジデントは、「フォレスト(富士モータースポーツフォレスト)は童心にかえって楽しむことができる、笑顔あふれる場所。この施設で、モータースポーツをサステイナブルなものにしていきたい」と説明。
同施設の建設を担う東和不動産の山村知秀 取締役社長は、「現在、富士スピードウェイには年間約70万人が来場しているが、富士モータースポーツフォレスト完成後は年間約100万人になるものと見込んでいる。モータースポーツファンだけでなく、その家族を含め、多くのひとに来てもらえる施設にしたい」などとコメントした。
(webCG)