3列シート8人乗りの「ランドローバー・ディフェンダー130」が登場
2022.06.01 自動車ニュース![]() |
英ジャガー・ランドローバーは2022年5月31日(現地時間)、3列シートで8人乗りの「ランドローバー・ディフェンダー130」を初公開した。
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荷室容量は最大2516リッター
ディフェンダー130は、同じ3列シートを採用する「ディフェンダー110」のボディーを340mm延ばした新たなラインナップ。3人掛けの3列目シートと、最大積載量2516リッターを誇る、広々とした余裕ある室内空間が特徴だ。
ボディーサイズは全長×全幅(ドアミラー格納時)×全高=5358×2008×1970mm、ホイールベースはディフェンダー110と同じ3022mmと発表されている。参考までにディフェンダー90の全長は4583mm、110は同5018mmである(数値はいずれも欧州仕様車)。
後方に延ばされたボディーは、3列目シートとラゲッジスペースの拡大に充てられている。大人3人が快適に座れる幅の3列目シートには、ヒーター機構やパッド入りアームレスト、収納スペース、移動中もデバイスを充電できるUSB-Cポートなどが備わるほか、オプションである4ゾーンクライメートコントロールにより冷暖房の能力が高められている。
大きなウィンドウは3列すべての座席からの視野を確保。標準装備のパノラミックガラスルーフに加え3列目シートの頭上に2つ目のサンルーフが備わり、車内全体を明るく開放的に演出している。また、2列目と3列目には着座位置が少しずつ高くなるスタジアムシートを採用。後部座席の乗員も良好な視界を得られるように配慮した。
2列目シートを前方にスライドして倒すことで広い乗り込み口が確保できるため、3列目への乗り降りが簡単に行えるほか、ラゲッジスペース内のボタンで電子制御エアサスペンションを下げ、楽に荷物を積み込めるようになっているという。
荷室容量は3列目シートを使用した状態で389リッター、2列目と3列目のシートを格納すれば最大2516リッターに拡大できる。3列目シートは40:20:40の分割可倒式で、乗員や積載物に合わせてさまざまなシートアレンジが可能だ。
最大渡河水深は900mm
エクステリアでは、ボディー同色のハードシェルスペアホイールカバーやナルヴィックブラックのルーフレールを標準で装備。他のモデルと同様に、「エクスプローラーパック」「アドベンチャーパック」「カントリーパック」「アーバンパック」という4つのエクステリアアクセサリーパックも設定されている。
パワートレインは、マイルドハイブリッドテクノロジーが採用された直6ガソリンエンジン(P300、P400)と、直6ディーゼルエンジン(D250、D300)をラインナップし、ランドローバー独自のiAWD(インテリジェントオールホイールドライブシステム)とZF製8段ATが組み合わされる。
電子制御エアサスペンションに加えてアダプティブダイナミクスとランドローバー独自の高度なテレインレスポンスシステムが装備されるのは従来型のディフェンダーと同じ。電子制御エアサスペンションシステムは最大430mmのアーティキュレーションを誇り、オフロードモードではフロントは71.5mm、リアは73.5mm上がり、障害物の乗り越えや最大渡河水深900mmの水中走行をアシストすると紹介されている。オフロード性能を制御するテレインレスポンスシステムは、「Pivi Pro」タッチスクリーンでコントロールできる。
日本での注文受け付け開始日やラインナップなどについては、後日アナウンスされる。
(webCG)