三菱がSUVテイストの新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を正式発表
2023.04.06 自動車ニュース![]() |
三菱自動車は2023年4月6日、SUVテイストの新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を正式発表した。同年5月25日に販売を開始する。
◆関連記事:「ポリシーを貫きました」 三菱デリカミニ 開発者インタビュー
◆ギャラリー:「三菱デリカミニ」を写真で詳しく紹介
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
デリカシリーズのタフなイメージを表現
三菱デリカミニは、「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」をテーマとした内外装デザインを特徴とするニューモデルで、「eKクロス スペース」の実質的な後継車としてラインナップされる。
エクステリアはSUVテイストを感じさせる意匠が特徴となっており、フロントでは、最新世代の三菱車に共通するグリル装飾「ダイナミックシールド」と半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドランプの組み合わせが目を引く。前後バンパーに入る大きな「DELICA」ロゴやブラックのホイールアーチ、スキッドプレートをモチーフにしたという前後バンパー下部のデザインなどにより、“アウトドアギア”を標榜(ひょうぼう)するミニバン「デリカ」シリーズならではのタフなイメージを表現している。
インテリアは2020年2月に登場したeKクロス スペースゆずりのデザインと装備が採用され、高い機能性や豊富な収納スペースが特徴となる。調整幅320mmの左右独立式ロングスライドやリクライニング、シートバック格納といった各種機能が備わる後席も、eKクロス スペースから受け継がれている。シート表皮にはアウトドアや小さな子供がいるファミリーでの使用を想定し、通気性に優れたはっ水素材を採用する。
さらに荷室床面や後席シートバックには、簡単に汚れが拭き取れる素材が用いられており(「Tプレミアム」と「Gプレミアム」グレードに標準装備)、ぬれたものや汚れがついたアウトドアレジャー用品などを気兼ねなく積むことができる。
リアスライドドアの開口幅は650mmで、助手席側の電動ハンズフリー開閉機能を全車に標準で採用。TプレミアムとGプレミアムには運転席側の電動ハンズフリー開閉機能も標準で備わる。
4WD車は専用の足まわりに
パワーユニットは、排気量0.66リッターの自然吸気直3エンジンと同ターボエンジンの2種類をラインナップする。前者は最高出力52PS、最大トルク60N・mを、後者は同64PS、同100N・mを発生。いずれも同2.7PS/同40N・mのモーターを使ったマイルドハイブリッド機構が組み合わされる。トランスミッションは全車CVTで、FF車と4WD車を設定している。
滑りやすい路面での発進をサポートするグリップコントロールと、急な下り坂や滑りやすい路面を下る際に車速を抑えるヒルディセントコントロールを全車に標準装備し、走行中の安定性と安心感が高められたほか、4WD車には165/60R15サイズの大径タイヤと専用チューニングのショックアブソーバーが採用されている。
運転支援機能の充実もデリカミニのセリングポイントで、フロントカメラとミリ波レーダーを用いた高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」がTプレミアムとGプレミアムに標準装備され、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](歩行者検知付き)や踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]など8つの先進安全装備を盛り込んだサポカーSワイドに対応する「三菱e-Assist」が全車に搭載されている。
外板色は全12種類で、同車に合わせて開発された新色「アッシュグリーンメタリック」を含むツートン6種類(いずれもルーフはブラックマイカ)、モノトーン6種類を設定。ディーラーオプションとして、「アクティブトーンスタイル」と「ワイルドアドベンチャースタイル」という2種類のカスタマイズプログラムも用意されている。
ラインナップと価格は以下のとおり。
- G:180万4000円(FF車)/201万5200円(4WD車)
- Gプレミアム:198万5500円(FF車)/214万9400円(4WD車)
- T:188万1000円(FF車)/209万2200円(4WD車)
- Tプレミアム:207万4600円(FF車)/223万8500円(4WD車)
(webCG)