“日本一速い男”星野一義が「スカイラインNISMO」のアンバサダーに就任
2023.08.08 自動車ニュース![]() |
日産自動車は2023年8月8日、横浜市にある同社のグローバル本社で「スカイラインNISMO」のお披露目会を開催した。
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日産スカイラインNISMOはより速く、気持ちよく、安心して走れる究極のGTカーを目指して開発されたNISMOロードカーのニューモデルだ。「スカイライン400R」をベースに3リッターV6ツインターボエンジンのスペックを最高出力420PS、最大トルク550N・mに強化(400Rは405PSと475N・m)。これに合わせてシャシーにも専用のチューニングを施している。
日産の内田 誠社長からのビデオメッセージで始まったお披露目会では、SUPER GTのTEAM IMPULで総監督を務める“日本一速い男”こと星野一義氏と、日産モータースポーツ&カスタマイズでスカイラインNISMOの長谷川聡チーフビークルエンジニア(開発責任者)がトークショーを展開した。
星野総監督といえばブルーの「スカイラインGT-R」で知られているが、実は18歳で運転免許を取得して最初に買ったクルマが2代目スカイライン(当時はプリンス)の「2000GT-B」だったことを明かした。「このクルマなしでは俺の人生もない」ほどのほれ込みようだったそうで、購入前にカタログを見ることもなければ、値引き交渉も一切しなかったという。実は今回のスカイラインNISMOがモチーフにしたのがこの初代“スカG”なのだ。
すでにサーキットで試乗したという新しいスカイラインNISMOについては、「リアの安定感があってよくできたシャシーであり、リアタイヤが滑る限界のところがステアリングホイールを通してよく分かる」とのことで、「一般道も走るGTカーとしては最適なセッティングだ」と続けた。
試乗に立ち会ったという長谷川チーフビークルエンジニアは星野総監督がスカイラインNISMOから降りる際に「いいねえ」と小声で漏らしたことが大変うれしかったそうだ。最新のクルマとしては珍しく、シミュレーションよりも評価ドライバーの感覚を大事にしたそうで、日産の陸別試験場でひたすら乗り込んで鍛えてきたという。
星野総監督はスカイラインNISMOのアンバサダーに就任。1000台限定で販売されるなかの第1号車がプレゼントされた。
(webCG)