ダイハツが新人事を発表 松林会長や奥平社長らが退任へ
2024.02.13 自動車ニュースダイハツ工業と同社の親会社であるトヨタ自動車は2024年2月13日、共同で記者会見を実施。2024年3月1日付のダイハツの取締役人事を発表した。
トヨタの中南米本部長がダイハツの新社長に
ダイハツでは、2023年に認証試験における度重なる不正が発覚(参照)。国内全工場の稼働を停止する事態となっていた(現在は一部で稼働を再開している)。
今回の新人事は、この不正問題を受けて行われたもので、その原因として「身の丈を越えた負荷を現場に強いたこと」があると認識。「経営が現場に降りていき、丁寧に現場の声を聞き、現場に主権を取り戻す経営をできる体制が必要」との考えのもとに検討・決定したという。
発表された新人事は、以下のとおり。
【代表取締役社長】
井上雅宏氏
(現職位:トヨタ自動車中南米本部 本部長/アルゼンチントヨタ/ブラジルトヨタ/ベネズエラトヨタ)
【代表取締役副社長】
桑田正規氏
(現職位:トヨタ自動車Lexus International Co.レクサス電動化推進PJT担当 チーフプロジェクトリーダー/トヨタ自動車九州 取締役副社長)
【取締役(非常勤)】
柳 景子氏
(現職位:トヨタ自動車カスタマーファースト推進本部 副本部長)
なお、現職の松林 淳代表取締役会長、奥平総一郎代表取締役社長、山本正裕取締役(非常勤)は退任。武田裕介取締役・役員 営業CS本部 本部長、枝元俊典取締役・役員 コーポレート統括本部 本部長は、取締役から退くこととなる。
(webCG)