大幅改良を受けた「モト・グッツィV7」シリーズが登場 伝統のVツインエンジンがパワーアップ

2025.02.26 自動車ニュース webCG 編集部
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モト・グッツィV7スポルト
モト・グッツィV7スポルト拡大

ピアッジオグループジャパンは2025年2月26日、大幅改良を受けた「モト・グッツィV7」シリーズを発表した。同年8月より順次出荷を開始する。

V7ストーン
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V7スペシャル
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新たにライディングモードセレクターも搭載

モト・グッツィV7シリーズは、排気量853ccの空冷V型2気筒エンジンを縦置きに搭載した、クラシックなスタイリングの大型二輪モデルである。

今回の改良では、上述のVツインエンジンを欧州の排出ガス規制「EURO5+」に対応させるとともに、最高出力を65HP/6800rpmから67.3HP/6900rpmに、最大トルクを73N・m/5000rpmから79N・m/4400rpmにアップ。3500rpmで最大トルクの95%が得られるというトルク特性により、低・中回転域を多用する街乗りでのパフォーマンスと快適性を向上させたという。

またエンジン制御には、従来のケーブルスロットルに代わり、電子制御のライド・バイ・ワイヤを採用。合わせてトラクションコントロールやスロットルレスポンスなどのパラメータを電気的に調整する、ライディングモードセレクター機能を搭載した。モードの種類は「ROAD」「RAIN」の2種類で、上級スポーツモデルの「V7スポルト」のみ「SPORT」モードも用意される。

このほかにも、V7スポルトは6軸慣性プラットフォーム(IMU)を搭載することで、電子制御の精度を大幅に向上。IMUの情報をもとにブレーキやエンジンを制御する、コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロールも採用された。

また同車については足まわりも独自の仕様となっており、フロントには新たにプリロード調整機能付きのφ41mm倒立フォークを装備。「V7ストーン」のものより1.8kgも軽量なアルミキャストホイールや、φ320mmのデュアルフローティングディスクとブレンボ製モノブロックラジアルマウント4ピストンキャリパーを組み合わせたフロントブレーキも採用された。

アクセサリー類のラインナップも拡充しており、新たにソフトパニアやサーモフォームドパニア、ヒーテッドグリップ、タンクプロテクション、アルミ製ハンドルバークランプ、アルミ製インジェクターカバーが設定されている。

改良を受けたモト・グッツィV7シリーズのラインナップと価格は以下のとおり。

  • V7ストーン:145万2000円
  • V7スペシャル:151万8000円
  • V7スポルト:159万5000円

(webCG)

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