ボルボが新たなフル電動モデル「ES90」を世界初公開

2025.03.06 自動車ニュース webCG 編集部
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ボルボES90
ボルボES90拡大

ボルボ・カーズは2025年3月5日、100%電動の新型サルーン「ボルボES90」を発表した。

 
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ES90は、ボルボとしては「EX90」「EM90」「EX40」「EC40」「EX30」に続く6台目の電気自動車。「セダンの洗練されたエレガンス、5ドアクーペの汎用(はんよう)性、SUVの広々とした室内空間と高い最低地上高を兼ね備え、これら3つの異なるスタイルにおける妥協をなくし、まったく新しい領域を切り開く」とうたわれる。

サルーンとしてはやや高めの車高と流麗なルーフラインが印象的なエクステリアは、トールハンマー型のヘッドライトやC字型のリアコンビランプ、20インチ~22インチサイズの大径のホイールなどが特徴。

一方インテリアは、「スカンジナビアのアイデンティティーとデザインの原則」にのっとって仕立てたとのことで、3.1mものロングホイールベースがもたらす後席の広さが目を引く。天井のほぼ全体をカバーするパノラミックルーフも備わっており、エレクトロクロミック(電気調光)仕様を選べば、スイッチひとつでガラスの透明度を調整できるようになる。

さらに、最先端の空気清浄機能を持つ4ゾーンクライメートシステムや、25スピーカーのBowers & Wilkinsサウンドシステムを頂点に3グレードが用意される音響システム、14.5インチのセンターディスプレイを使った5G対応インフォテインメントシステム(Google内蔵)も自慢の装備。6種類のアンビエントライトテーマや、多彩なシート素材(オプション)をセレクトすることで、自分好みのカスタマイズも可能となっている。

キャビン後方の荷室は424リッターの容量が確保されており、3分割式の後席(背もたれ)を折り畳むことで最大733リッターにまで拡大できる。フロントボンネット下には、充電ケーブルの収納を想定した“フランク”と呼ばれるスペースもある。

ES90の基本構造となるのは「SPA2アーキテクチャー」で、将来的にボルボ製EVの根幹を成すハードウエアとソフトウエアの統合型モジュールセット「スーパーセット・テックスタック(Superset tech stack)」も採用。安全性能を含む車両の総合的な性能は、OTA(無線アップデート)を介して順次アップデートされることになる。

このほか技術面では、「10分間での300km分のチャージ」「最大700kmの航続距離(WLTPモード)」を可能とする、ボルボの「800Vテクノロジー」が初採用されているのがトピック。LiDAR(1基)、レーダー(5基)、カメラ(7基)、超音波センサー(12個)を含む高度なセンサー群が実現する、優れた安全性能も大きなセリングポイントのひとつとなっている。

ボルボES90の注文受け付けはこれより欧州各国でスタートし、それ以外の市場では2025年後半から2026年にかけて順次始められる見込み。日本市場への導入時期は、現時点では未定となっている。

(webCG)

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