【F1 2025】第13戦ベルギーGPでピアストリ今季6勝目、マクラーレンは3戦連続、今年6回目の1-2フィニッシュ

2025.07.28 自動車ニュース bg
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

F1世界選手権第13戦ベルギーGP決勝が、2025年7月27日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキット(7.004km)を44周して行われた。

アルデンヌの森はしのつく雨に見舞われ、レースは予定より1時間20分遅れてセーフティーカー先導でスタート。フロントローを独占したマクラーレン・メルセデス同士の優勝争いはゴールまで続いた。

優勝はオスカー・ピアストリ。予選2位からスタート直後のストレートでトップを奪うと、浅溝のインターミディエイトタイヤから履き替えたミディアムタイヤをいたわりながら首位をキープし、今シーズン6勝目を飾った。

2位はランド・ノリスだった。予選では今季4回目、通算13回目のポールポジションを獲得するも、レースではチームメイトに前を取られ2位にダウン。その後は長持ちするハードタイヤでハイペースで飛ばしたものの首位奪還はならなかった。マクラーレンの1-2フィニッシュは、3戦連続、今季6回目となる。

3位に入ったのはフェラーリのシャルル・ルクレール。予選では0.003秒という僅差でマックス・フェルスタッペンを上回り3位、レースでもフェルスタッペンを従えながらミスなく走り切り、今季5回目のポディウムにのぼった。

クリスチャン・ホーナー代表の電撃解任後の初戦となった今回、レッドブル・ホンダRBPTはフェルスタッペンが予選4位から4位でフィニッシュ。目の前のフェラーリに鼻面を抑えられマクラーレンを追う機会を逸した。

メルセデスのジョージ・ラッセルは予選6位から1つ順位を上げ5位。ウィリアムズ・メルセデスのアレクサンダー・アルボンはスパで自身最高タイの予選5位から1つダウンの6位だった。

フェラーリのルイス・ハミルトンは7位でフィニッシュした。予選ではトラックリミット違反によりタイム取り消しでまさかのQ1敗退。ピットレーンスタートを選択したが、ぬれた路面では水を得た魚のように躍動、早めにドライタイヤに変えたことも奏功し11ものポジションアップを果たすことができた。

レーシングブルズ・ホンダRBPTのリアム・ローソンは9番グリッドから8位でゴールし今季3度目のポイント獲得。キック・ザウバー・フェラーリの新人ガブリエル・ボルトレートは10位からスタートし9位でチェッカードフラッグを受け、自身2回目の入賞となった。

ポイント圏最後の10位は、アルピーヌ・ルノーのピエール・ガスリー。背後に迫るレッドブルの角田裕毅らを抑え切った。

以下、11位オリバー・ベアマン(ハース・フェラーリ)、12位ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、13位角田(レッドブル)、14位ランス・ストロール(アストンマーティン・メルセデス)、15位エステバン・オコン(ハース)、16位アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、17位フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、18位カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)、19位フランコ・コラピント(アルピーヌ)、20位アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)と全車が完走した。

なお前日の15周のスプリントでは、2番手スタートのフェルスタッペンがオープニングラップでトップを奪取し、後続のマクラーレン勢を抑え優勝。スプリント予選トップだったピアストリは最後までレッドブルを追ったが2位。ノリスは3位だった。以下、4位ルクレール、5位オコン、6位サインツJr.、7位ベアマン、8位ハジャーまでが入賞した。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位ピアストリ266点、2位ノリス250点で、8点差だったギャップは16点に開いた。3位フェルスタッペン185点、4位ラッセル157点、5位ルクレール139点がトップ5の顔ぶれとなる。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位マクラーレン516点、2位フェラーリ248点、3位メルセデス220点、4位レッドブル192点、5位ウィリアムズ70点と続く。

次の第14戦ハンガリーGP決勝は、8月3日に行われる。

(文=bg)

F1第13戦ベルギーGPを制したマクラーレンのオスカー・ピアストリ。(Photo=McLaren)
F1第13戦ベルギーGPを制したマクラーレンのオスカー・ピアストリ。(Photo=McLaren)拡大

関連キーワード:
F1 2025, モータースポーツ, 自動車ニュース